2014年11月10日月曜日

ThinkPad X40 用ハードディスク DK14FA-20 を入手

ThinkPad X40 用の 1.8 インチのハードディスク HTC424020F7AT00 ( DK14FA-20 ) をインターネット・オークションにて入手しました。以下 DK14FA-20 と記述します。

今回入手した 1.8 インチ・ハードディスク DK14FA-20 です。
DK14FA-20 の裏面です。

ThinkPad X40 をインターネット・オークションにて入手した時には、ハードディスクが欠品した状態で入手していました。入手当時は 1.8 インチのハードディスクは、インターネット・オークション市場においても比較的高価な価格で取引されている状態でした。そこで私は、CF アダプタを経由して CF をハードディスクの代わりに取り付けていました。この CF ドライブの中には Puppy Linux をインストールして使用していました。メモリも 1GB と十分な容量を搭載していたので、メモリ・スワップをドライブへ設けなくても問題なく動作していました。

ThinkPad X40 では CF ドライブへ Puppy Linux 5.7.1 JP をインストールして使用していました。

このまま Puppy Linux を CF ドライブへインストールしたまま使用し続けても問題はないのですが、せっかく入手したハードディスクですので、本来の姿でも使用してみることとしました。

まずは、入手した 1.8 インチ・ハードディスクの検査を行いました。ハードディスクの検査は、いつもの専用のデスクトップ・マシンで行いました。

検査用のデスクトップ・パソコンへ 1.8 インチ・ハードディスクを取り付けたところです。

DriveFitnessTest 並びに MHDD , HDAT の試験を行いました。どの試験も基本的に問題はありませんでしたが、MHDD の試験において、ハードディスクのブートコードやパーティション情報など格納する第一セクタのアクセス時間が 500ms と特に長くなっていました。ちょっと気になるところでした。

DriveFitnessTest で検査をしている様子です。
MHDD でセクタごとのアクセス時間の計測試験を行ったところです。
500ms が一個存在していますが、一番いやな場所であるブートセクタのところでした(涙)
HDAT2 でリマップの必要性の検査も行いました。

検査が終了したところで、ハードディスクのリコンディショニングを行う目的で badblocks も実施しておきました。badblocks のデータ破壊検査では AA, 55, FF, 00 の四つのパターンをハードディスク全域に記録して、再度そのパターンを読み出す動作を行うことによって、ハードディスクの検査と記録面の磁気パターンを強制的に反転させながら記録面のコンディションを整える効果があります。20GB の容量のハードディスクでしたが、作業時間におよそ3時間必要でした。

準備万端整ったところで、この 1.8 インチ・ハードディスクを ThinkPad X40 へ取り付けてみました。今まで使っていた CF ドライブを抜き出して、取り付けを行いました。ただし、ハードディスクの特殊な?ネジもなく、またハードディスクの蓋の部分も CF ドライブの取り付けの時に削ってしまいましたので、CF ドライブと同様に直接コネクタへ差し込みました。ハードディスクの抜き出しの時のことを考えて、ハードディスクへ先端を折り返したテープを取り付けておきました。このテープを引っ張れば簡単にハードディスクが取り外せます。

これまで取り付けてあった CF ドライブを取り外すところです。
1.8 インチ・ハードディスクと CF ドライブの比較です。
1.8 インチ・ハードディスクを取り付けたところです。
引っ張りだすためのテープも取り付けておきました。

さて、ここでシステムのインストールですが、プロセッサの仕様などから Debian Wheezy をインストールしても問題なさそうです。そこで Debian Wheezy の Xfce デスクトップをインストールしてみることとしました。

1.8 インチ・ハードディスクへ Debian Wheezy のインストールを試みました。

しかし問題発生です。なんと!ハードディスクを認識出来ないようです。 [ディスクの検出] の項目で、停止してしまって、ディスクドライブに必要なドライバを選択する画面へと移行してしまいました。仕方がなく、Debian Wheezy のインストールは中止しました。

残念ながら Debian Wheezy では、何故か 1.8 インチ・ハードディスクを認識できませんでした。

なおこのままの状態で Puppy Linux 5.7.1 JP をライブ CD で起動させてみましたが、ちゃんとハードディスクは認識できました。また DriveFitnessTest も再度行なってみましたが、ちゃんと認識して試験も正常終了しました。どうして Debian Wheezy でハードディスクを認識できないのか不明です。今後の課題となりました。

ThinkPad X40 のハードウェアに問題ないことを確認するために DriveFitnessTest を実施してみました。
--- 2014-11-12 追記 ---
ThinkPad X40 へ Debian Wheezy をインストールすることができました。詳しくは以下のページを参照してください。
ThinkPad X40 へ Debian Wheezy の Gnome3 デスクトップをインストール
http://near-unix.blogspot.jp/2014/11/thinkpad-x40-debian-wheezy-gnome3.html

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