2016年4月25日月曜日

A-DATA のメモリカードの修理(失敗)

先日、動作異常で NEC LaVie LL370/E から取り外した A-DATA の DDR メモリの修理を試みてみました。
NEC LaVie LL370/E のメモリカードの異常
http://near-unix.blogspot.jp/2016/04/nec-lavie-ll370e.html

修理を試みたのは、今回取り外したメモリカードの他、一年ほど前に取り外した同じメーカのメモリカードも一緒に行いました。

今回修理を試みた A-DATA のメモリカードです。

再ハンダ付け

修理方法は EDO-RAM などで何度も行ったメモリチップのリードへの再ハンダ付けです。通常の表面実装の左右にリードが飛び出した形状のため、私も再ハンダ付けができる状況でした。再ハンダ付けと言うよりは、ハンダを盛りつけては、ハンダの吸い取り線で余分なハンダを吸い出す作業の繰り返しでした。この作業で精根尽き果てました(笑)

ルーペを使って再ハンダ付け作業です。
上段が未加工のメモリカード、
下段が再ハンダ付けを行ったものです。

動作確認

最悪でした(涙)。
メモリカードを装着したパソコンが起動不良となってしまいました。LaVie LL370/E をはじめ、ThinkPad T30、ThinkPad R40 などなど・・・。正常なメモリカードに交換して、何度か電源の入り切りを繰り返すと再び息を吹き返すという状況となってしまいました。

何度かハンダ不良と思われる箇所を修正して、ようやく ThinkPad R40 でだけ、動作確認ができる状況となりました。しかし 512MB の容量のはずなのですが、256MB しか認識してくれませんでした。またメモリカードのベンダ情報などを取得しようとしましたが、何故かできませんでした。

まだ予想の範疇ですが、メモリチップのリードのハンダ割れなどによる接触不良が発生したのではなく、メモリコントローラのチップが破損しているのではないかと思われました。二枚のメモリカードも同様の状況のため、たまたま故障したというよりか、製造上の問題で早期に寿命を迎えてしまったのではないかと想像しているところです。

もうこのメモリカードを装着するとパソコンが起動不良となってしまう状況のため、修理するのを諦めました。メモリカードの上に載っているメモリチップは再利用可能と思われますので、将来必要なときに備えて「使用不可」で保管しておきたいと思います。



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