2016年3月21日月曜日

Buffalo HD-H160LAN を整備

バッファローのネットワーク・ディスク HD-H160LAN v1(HD-HLAN シリーズ)を入手しました。そして早速掃除をしました。ついでにシリアルコンソールの外部端子も設置しておきました。玄箱で随分と経験を積んでいたので、分解掃除とシリアルコンソールの外部端子の設置は楽にできました。

今回入手したバッファロー HD-H160LAN です。

整備の概要

分解を行った後、筐体などのプラスチック部品はレンジ周り用アルカリ洗剤で水洗いしました。電子部品が載ったボードの表面などは水分を含ませた刷毛で綺麗にしました。そしてシリアルコンソールの外部端子は、玄箱(初代)と同じ LAN ポートのすぐ近くへ設置しました。

整備の様子

整備の様子を写真にまとめました。どうぞご覧ください。

蓋を開いて内部が見えるようにしたところです。
プラスチックの筐体は白いこともあって汚れが目立ちました。
レンジ周り用アルカリ洗剤でしっかり水洗いしました。
取り外した冷却ファンです。
事前に掃除機でホコリを吸い出していたこともあり、ホコリは比較的少なめです。
冷却ファンの汚れをしっかり絞った濡れ雑巾へ移動させる感じで刷毛を動かして掃除をしました。
洗剤が無くても水分だけで随分と綺麗になります。
事前の動作確認で冷却ファンは時々ゴロゴロと音を立てている状態でした。
もうオイル切れのようだったのでグリスを注入しておきました。
爪楊枝の先を使って少量のグリスを置いた後、回転軸の隙間から内部へ押しこむようにグリスを入れ込みます。
ボードの表面のホコリも上記の冷却ファンと同様に刷毛を使って掃除しました。
シリアルコンソールへピンヘッダをハンダ付けする前に R76 抵抗器を設置しました。
R76 はゼロオームが理想ですが、手元に無かったことから 33 Ωの抵抗器を使用しました。
R76 の設置の後、L 字型のピンヘッダをハンダ付けしました。
背面パネルへシリアルコンソールの外部端子を取り付けました。
まず最初に取り付け位置へ印をつけました。
外部端子用の穴を四角く切り抜いたところです。
IDE コネクタを利用した外部端子へリード線をハンダ付けして、所定の位置へ接着しました。
接着剤はもちろんプラモデル用接着剤です。
補強として細く切り出したプラバンも一緒に添えて接着しました。
外部端子とボード上の端子をリード線で接続したところです。
仮組みを行って動作確認を行っているところです。

動作確認で問題発生

玄箱では問題なく出来たファームウェアのインストールが何故か出来ません。リンクステーションを見つけられないとの表示が出ます。新規インストールだけでなく、アップグレード・インストール用のソフトウェアでも同様の症状です。何が問題なのでしょうか? 同じ環境で、玄箱のインストールやアップグレードができています。謎です。

シリアルコンソールの動作確認

こちらは問題なく動作しているようです。しかしユーザ名とパスワードが不明なため、ログイン出来ない状況です。
また起動の冒頭では、玄箱のように u-boot の画面が表示されず、いきなりハードディスクのカーネルのロードから始まっている模様です。もしかして玄箱のように Debian をインストールすることが出来ない機種なのでしょうか? もしそうだったら、大変残念です。

以下は、HD-H160LAN のシリアルコンソールの起動部分の一部です。
******* Product Information *******
----------------------------------
Product Name: HD-HLAN(IENOBU)
          VER: 1.51
         Date: 2005/12/28 10:0:5
----------------------------------
Firmware check:done.

>>root=/dev/hda1
Now Loading...done.
Now Booting
Memory BAT mapping: BAT2=64Mb, BAT3=0Mb, residual: 0Mb
Linux version 2.4.17_mvl21-sandpoint (root@yabutar) (gcc version 2.95.3 20010315 (release/MontaVista)) #7 Wed Dec 28 09:59:44 JST 2005
BUFFALO Network Attached Storage Series
2002-2004 BUFFALO INC.
On node 0 totalpages: 16384
zone(0): 16384 pages.
zone(1): 0 pages.
zone(2): 0 pages.
Kernel command line: root=/dev/hda1
OpenPIC Version 1.2 (1 CPUs and 139 IRQ sources) at 80040000
decrementer frequency = 24.576000 MHz
rtc sec count 1458544773
Calibrating delay loop... 130.66 BogoMIPS
Memory: 60316k available (1332k kernel code, 588k data, 192k init, 0k highmem)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。