2015年11月9日月曜日

Buffalo WHR-AMPG のフラッシュメモリ交換(失敗か?)

以前 USB ポートの取り出しの検証を行ったバッファロー WHR-AMPG のフラッシュメモリを 4MB から 8MB へ交換しました。

狙いとしては、Shibby 版の Tomato ファームウェアのカーネル 2.6 系のもので USB ポートが WRT54GS で快調に動作していることから、このファームウェア(およそ 8MB)をインストールして使用するためです。そして Tomato ファームウェアでは、WHR-AMPG の 2.4GHz 帯も 5GHz 帯も認識して動作していることから、フラッシュメモリの交換で対応することとしました。なお 8MB のフラッシュメモリは、バッファロー WZR-RS-G54 から取り外して移植しました。

なおフラッシュメモリは次の通りです。
  • WZR-RS-G54 -- TC58FVM6T2ATG65 (8MB)
  • WHR-AMPG -- MX 29LV320CBTC-70G (4MB)

フラッシュメモリを提供した WZR-RS-G54(左)と
8MB へ増量した WHR-AMPG(右)です。

WZR-RS-G54 のフラッシュメモリの取り外し

WZR-RS-G54 から 8MB のフラッシュメモリを取り外しました。コテライザーによるホットブローで行いましたが、パターンがボロボロになってしまいました(涙)。久しぶりのホットブローの作業のためだったのか、無理をしたつもりは無かったのですが、酷い状態になってしまいました。すっかり腕が落ちてしまいました。本当は、後で WHR-AMPG の 4MB のフラッシュメモリを移植して普通の無線LANルータとして復活させる予定でしたが、無理のようです。

WZR-RS-G54 から取り外した 8MB のフラッシュメモリ

WHR-AMPG のフラッシュメモリの取り外し

WHR-AMPG では、ホットブローを使用せず、盛りハンダによる蓄熱効果でフラッシュメモリを取り外しました。直前の WZR-RS-G54 の失敗で心が折れてしまったことと、以前 SDRAM を取り外すときにもパターンを剥がしてしまった前科があったため、手段を変更しました。

WHR-AMPG から取り外した 4MB のフラッシュメモリ
ハンダを撤去してパターンを洗浄したところです。

8MB のフラッシュメモリの取り付け

WHR-AMPG のボードへ 8MB のフラッシュメモリをハンダ付けしました。8MB のアドレッシングに必要な A21 がどこにも接続されていない状態のため、それらしい場所?へゼロオーム抵抗器(実際には 22 Ω)を取り付けました。

8MB のフラッシュメモリをハンダ付けしたところです。
A21 の端子は #13 ピンにあります。
パターンはすぐ反対側へスルーホールで移動していました。
この画像のようにゼロオーム抵抗器を一箇所追加しました。
緑色で示した部分が A21 ラインだと思われます。

JTAG による動作確認

早速 JTAG ケーブルを装着して、プローブ動作を行なってみました。無事 8MB のフラッシュメモリを認識していました。

JTAG でフラッシュメモリへアクセスしているところです。

JTAG により CFE の書き込み

JTAG 経由で WHR-AMPG の CFE を書き込んでみました。

残念ながら書き込み動作をしませんでした。フラッシュメモリの CFE の部分を消去したところでフリーズしてしまいました。

ただしフラッシュメモリの消去は正常に行われたようです。理由は、まだ WZR-RS-G54 のファームウェアの状態で電源を投入したとき、DIAG の LED ランプが赤く点灯した後、消灯する動作をしていました。この CFE 部分の消去によって、上記の DIAG の動作が見られ無くなったためです。

現在、フラッシュメモリへ書き込めない原因を調べているところです。

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