2015年9月18日金曜日

ThinkPad A20m (2628-11J) の分解掃除

入手したまま、ずっと放置してきた ThinkPad A20m (2628-11J) を分解して掃除しました。
ThinkPad A20m (2628-11J) を入手
http://near-unix.blogspot.jp/2014/12/thinkpad-a20m-2628-11j.html

分解修理の前に動作確認を行なっておきました。

すでに表面の汚れは綺麗に掃除していましたが、内部のホコリや気になっている液晶パネル左側の隙間などを直したいと思って作業を開始しました。

本機は発熱量が少ないと計算されたのか、液晶パネル側へ伸びるヒートパイプが省略されていました。

昨日、筐体機種の ThinkPad A22m の分解を行った直後なので、分解作業はそれほど苦もなく進みました。ただ困ったのは、どこかの破損部品と思われるプラスチックの破片がポロポロと落ちてくることでした。破損箇所が判れば接着修理などを行うのですが、どこが破損したか解らないものも多数存在しました。

筐体を固定する爪が割れることは比較的多くあります。
可能な限り修復するように心がけています。
破断面だけで接着しても直ぐに壊れてしまうため、プラ板で裏打ちをして接着しました。

システムボード(マザーボード)を取り出してみると、比較的綺麗な状態でした。それでも小さなホコリが存在しているので、表面を水分を含ませた刷毛で丁寧にホコリを拭きとりました。またメモリソケットなどの接点はアルコールで綺麗に洗浄を行なっておきました。

システムボードの様子です。手作業のハンダが殆ど見当たりませんでした。
左側に見える CMOS 用電池は後で交換しました。

何故か製造過程で付着したままのフラックスが殆どありませんでした。ヘッドホン端子なども後で手作業のハンダ付け作業をしたのではなく、当初からフローハンダで処理されているようでした。なおシステムボードの表面には "Assembled in USA" のシールが貼り付けられており、アメリカで組み立てられたシステムボードのようでした。他の筐体部品の裏側には Made in JAPAN の表示があるため、システムボードのみがアメリカ製のようでした。

"Assembled in USA" のシールがありました。

そして筐体はいつものようにレンジ周り用の強力アルカリ洗剤で綺麗に水洗いしました。キーボードの手前側のパームレストの部分は汚れがひどく、しつこい汚れが残っていましたが、しっかり洗浄することができました。

洗剤で洗浄中の筐体です。

水洗いした筐体が乾燥するまでの間に他の修理する部分の作業を進めました。

CMOS 用の電池は、元々あった CMOS 用の電池の接点を引き剥がして、そのまま新しい電池の表面へテープで押し付けている状態でした。これも我が家の標準作業となっている銅箔テープを使って処理しました。
銅箔テープによる接点で CMOS 用電池と接続しました。
電池はまだ容量が十分に残っていたので、表面をアルコールで洗浄して再利用しました。

そして難関だったのが液晶パネルのヒンジを固定するネジ穴が、何と!内部に向かって円形に割れて剥がれていたのです。プラスチック筐体とヒンジの間に放熱とシールド効果を狙ったアルミ製の金属板が挟まっていて、すぐに液晶パネルが外れてしまう状態ではありませんでしたが、このまま放置してよい状態でもありませんでした。

とりあえず円形に割れたプラスチック片をプラモデル用の接着剤で筐体へ接着した後、アルミ板とプラスチック筐体をエポキシ接着剤で接着しました。この接着による一体化で強度が増したものと思われます。なお左ヒンジの底面へ固定するネジを受けるスリーブも外れてしまって、ネジ止めに利用することができなくなっていました。左側のヒンジは本来 3 本のネジで固定するところを 2 本のネジで固定することとなってしまいました。液晶パネルの開閉は、ゆっくりと開け閉めする必要があります。

エポキシ接着剤で固定中のヒンジを固定する筐体部分です。
ラップで接着剤が付着した部分を覆って、その上からクリップで挟んでしっかり圧着しました。

そして気になっていた液晶パネルの左ヒンジの根元の筐体の隙間を直そうと、液晶パネルのベゼルの部分を外そうとしましたが、液晶パネルの頂上の開閉ラッチの左右から中央にかけての部分がまるで接着されているように張り付いたままだったので、分解を中止しました。ThinkPad T23 の時のように、無理をして分解を進めてもよい結果が得られないこともあるため、今回は開いた部分を写真フィルムのスプライシング・テープで固定するだけにとどめておきました。

隙間ができている左ヒンジの液晶パネルの筐体の様子です。
おそらくネジを固定するスリープが筐体の受け口から浮き上がっているか?割れているものと思われます。
強い力が加わったものと思われます。

筐体の裏側にはスポンジが貼り付けられている部分がありますが、この部分が十分に乾燥するのを待って組み立てを開始しました。

元々動いていた個体なので、動いて当たり前なのですが、電源を投入するときには緊張します。ライブ CD で動作する Puppy Linux を起動させて各部の動作確認を行いました。

Puppy Linux で動作確認中の ThinkPad A20m です。

ThinkPad A20m は、先日起動不良を修理した 2628-41J の方を動態保存しておけばよいと思っていましたが、こうして綺麗になった 2628-11J も愛着が湧いて来ました。どちらも動態保存機としてしっかり保存したいと思っています。


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