2015年2月12日木曜日

SONY PCG-U3/P のジョグダイヤルの修理(失敗)

昨日の修理で一度は直ったと思われたソニー社の PCG-U3/P のジョグダイヤルですが、まだ動作したり、動作しなかったりの状態を繰り返しています。

元々、前の所有者さんが筐体を無理に開こうとしたとが原因だと思われます。このとき、筐体の上下を繋ぐリボンケーブル類が外れてしまったことがマウスポインタやジョグダイヤルの動作不良の原因でした。

リボンケーブルを繋ぎ直したところで、マウスポインタをはじめ、キーボード上部のパネルに取り付けてある全てのスイッチ類が動作していました。

しかし・・・
現在、確実に動作するのは、マウスポインタとマウスボタン(左右)の部分だけで、ジョグダイヤルとサムフェーズ、スタンバイのスイッチが動作しません。これは Puppy Linux 上で xev コマンドで動作確認すると、スイッチが正常に動作中のときには、イベントが発生していることが確認できます。スイッチが動作不良のときには、イベントが発生しないことから、スイッチの信号がハードウェア的に繋がっていないものと思われました。

そこでリボンケーブルやそのソケットを再度アルコール洗浄を行なってみました。しかし、上手く動作しないことがあるのです。どちらかと言えば、動作しているときより、動作しない方が多い状態となっています。

キーボード上部のパネルのスイッチ類を支える子基盤の様子です。
白い U 字型に曲げられているリボンケーブルの中に問題のジョグダイヤルなどの信号が流れているようです。
ジョグダイヤルの裏側の小さな基板を取り外してみたところです。
ジョグダイヤルはリボンケーブル二本を伝わってマザーボードへ信号が送られています。
しかしサムフェーズやスタンバイのスイッチはリボンケーブル一本だけです。
ジョグダイヤルだけが調子悪いのであれば、このジョグダイヤルから出ているリボンケーブルを疑うのですが、どうもそうではなさそうです。

そこで接触が悪くなっていると思われるソケット部分を電源を入れた状態で、竹串などの非導電性のものでいろいろと押しては動作状況を確認しているのですが、問題箇所が解りません。

ジョグダイヤルなどの動作確認中の PCG-U3/P です。

それも不思議なことに筐体を開いている状態では動作するのですが、筐体を閉めた後に動作確認をすると動作しないような状況となっていて、ほとほと困っています。

現在では、リボンケーブルとソケットの接触不良というのではなく、マザーボードや子基盤上に載っている部品に何か問題があるのではないかとも思い始めています。各部品を再ハンダ付けしてみるのも一つの手ですが、なにぶんにも子基盤の方にもトランジスタなどの小さな部品が大量に載っているので簡単にできることとは思われません。どうするのがよいのか思案中です。

マウスポインタとマウスボタンの部分が動作するので、これだけでも USB マウス無しでも操作できるので、これ以上、深追いをして他の部分まで壊してしまう危険を犯す必要はないとも考えています。本当に悩ましい状態です。

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