2015年2月10日火曜日

SONY PCG-U3/P のマウスポインタの修理

マウスポインタやジョグダイヤルなどのキーボード上部パネルにあるスイッチ類が動作しない件について、PCG-U3/P を分解して原因調査を行い、修理しました。もちろんせっかく内部を開くため、内部の掃除も行なっておきました(笑)。

動作確認中の PCG-U3/P です。

分解手順は次のウェブサイトを参考にさせてもらいました。情報ありがとうございます。
SONY PCG-U3のHDD換装 2006.6
http://www.geocities.jp/spitz_occam/pasoare/U3HDD/u3hdd.html

分解の手順は底面にあるネジを全て取り外した後、キーボードを取り外し、キーボード上部のパネルを取り外した後に出てくる三箇所のネジを取り外すと、筐体の上下が分離できるようになります。

裏側のネジ6本を撤去します。ネジの長さが二種類あるので注意が必要です。
キーボードの手前の隙間から、筐体のフックを外すようにしてキーボードを持ち上げます。
キーボード上部にあるパネル部品を背面にある二個のネジを取り外した後に撤去します。
そして現れる二個のネジを外します。
さらに目隠しシールの下にもネジが一本隠れています。シールを剥がした後に、ネジを外します。
しかし無効を意味する VOID の文字が残るシールは、グリコ森永事件のときの対策シール以来です(笑)
ようやく筐体の上下が分離できました。
この状態で内部の掃除を行いました。

今回はキーボードを取り外したところで、マウスポインタやジョグダイヤルの不調の原因が判明しました。写真のようにリボンケーブルがコネクタから外れていました。どうも以前の所有者さんが分解を試みたようで、分解手順が解らず、リボンケーブルが外れてしまった後、そのまま組み立ててしまったものと思われます。

これがマウスポインタやジョグダイヤルが動作しなかった原因です。
以前のオーナーさんの無理な分解によって外れてしまったものと思われます。

今回は、内部の掃除も行いたかったので、このまま分解を進めて、筐体の上下が分離出来たところで、エアーダスターなどを使ってしっかり掃除を行なっておきました。

また分解に先立ち、液晶パネルの四隅にあるゴム部品が溶けていたので、作業中に溶けたゴムが指に付着した後、さらに筐体の各部に移動してしまうことを防ぐ目的で、撤去しました。今後、何かのラバー類で代替処置を行おうと思っています。

今回の分解には関係はありませんでしたが、汚いので溶けたゴムを撤去しておきました。

掃除が終了したところで、本体を仮組みして、マウスポインタやジョグダイヤルの動作確認を行なってみました。無事動作していることが確認できました!

マウスポインタなどから伸びるリボンケーブルを接続するだけで復旧しました。

本格的に組立直した後、さらに動作確認を行なってみました。Puppy Linux 4.3.1 (2012) においても、マウスポインタやジョグダイヤルは動作することが判明しました。何か特別なドライバが必要ではないかと心配していましたが、問題はなかったようです。

Puppy Linux 4.3.1 (2012) でもマウスポインタは動作しました。

マウスポインタ類が直ったことから、しばらく PCG-U3/P で遊んでみましたが、WindowsXP や Puppy Linux 4.3.1 (2012) のどちらも動作が緩慢な感じになっていて、マシンの非力さに驚いています。超軽量 OS の Puppy Linux 4.3.1 (2012) で遅いと感じさせられるのです。何かよい OS が無いものか思案中です。

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