2015年2月3日火曜日

FreeBSD 9.3 へのアップグレード失敗

かれこれ7年ほど前に自宅用サーバを友人のために作ってあげていました。時々、メンテナンスを行なってあげていました。いつもは ssh で接続して、リモート・メンテナンスをしていました。今回もリモート・メンテナンスでシステムを FreeBSD 8.4 から 9.3 へアップグレードをしていたところ、何かの手違いなのか、上手くアップグレードすることができず、そのまま起動不良となってしまいました。そこで久しぶりにサーバ本体(普通のデスクトップ・パソコンの IBM NetVista M41)を持ち込んでもらって手元でのメンテナンスとなりました。

自宅サーバとして使っていた IBM NetVista M41 です。

早速、マシンの蓋を開いてハードディスクを取り出して、ハードディスクの健全性の確認から行なっておきました。

自今データをハードディスクから直接コピーして対応しました。

そして新しく準備したハードディスクへ FreeBSD 9.3 を事前にインストールして、そこへ旧来からのハードディスクから個人データを移植する方法でメンテナンス完了となりました。

いつもシステムや ports の部分は独自ビルドをしていましたが、今回は短時間に作業を済ませる必要性かた PKG を使ったインストールを行いました。
  • apache24
  • samba36
  • courier-imap
  • popfile
  • php5 関連
  • など

しかし全ての ports が、そのまま事前ビルドの PKG では動作しないものがありました。その部分は、portupgrade で再ビルドとインストールを行いました。
  • courier-imap -- GNUTLS を使うようにオプション変更
  • gnutls

またシステムの部分も sendmail の SMTP 認証がらみの部分を再ビルドさせる必要がありました。GENERIC カーネルとしては、 SMTP 認証の機能は必要ないという考えのようです。

参考URL

第21章 電子メール -- 21.9. SMTP 認証 --
https://www.freebsd.org/doc/ja/books/handbook/SMTP-Auth.html

いろいろと手間が掛かってしまいましたが、あまり使ってこなかった PKG のパッケージを使ってのインストールを実際に体験することが出来て有意義に感じました。

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