2015年1月26日月曜日

Gargoyle 1.2.5 において国コード(region)の設定

先日 OpenWrt の国コード(region)の設定を行なって、日本の 1 から 14 チャンネルを設定できるようにしましたが、今日は OpenWrt から派生した Gargoyle において国コードの設定を行なってみました。

Gargole のファームウェアをインストールしてあるのは FON2100E で、ファームウェア・バージョンは 1.2.5 となります。この 1.2.5 のバージョンは、OpenWrt の 8.09.2 (Kamikaze) と同じカーネルとなっています。そのため、同じ設定が可能だと判断しました。

Gargoyle 1.2.5 をインストールしてある FON2100E です。
この Gargoyle 1.2.5 へ国コードを設定しました。

すでに OpenWrt 8.09.2 の国コードが設定済みの無線 LAN 設定を調べて、国コードの部分を抜き出してみました。

/etc/config/wireless の中に無線 LAN の設定内容が保存されています。option の coutry の項目があるのを発見しました。そして設定値が 40 であることも確認できました。
config 'wifi-device' 'wifi0'
        ↓
        ↓
       option 'country' '40'

この内容を Gargoyle 1.2.5 へ設定してみました。ブラウザからの設定画面では、国コードについて設定が項目追加ができるようになっていませんので、ssh 接続した仮想端末からの設定となります。OpenWrt 8.09.2 と同じ場所に無線 LAN の設定ファイル(/etc/config/wireless)があります。これを vi エディタで編集して country の項目を追加します。
config 'wifi-device' 'wifi0'
    option 'type' 'atheros'
    option 'country' '40' (追加した項目)
    option 'channel' '13' (チャンネル変更)
    option 'txpower' '15'

config 'wifi-iface' 'cfg2'
    option 'device' 'wifi0'
    option 'mode' 'ap'
    option 'network' 'lan'
        ↓
        ↓

以上で設定完了なのですが、ブラウザからの設定画面ではユーザインターフェースとして 12 チャンネル以上の項目が表示されないようです。そのためチャンネルの項目も上記のように直接設定ファイルの内容を書き換えて対応しました。

ブラウザ上の設定画面では、13 チャンネルを指定すると auto の表示となってしまうようです。しかし Site Survey で無線 LAN アクセスポイントの状況を確認すると、ちゃんと 13 チャンネルで電波を発射しているのが確認できました。しかし困ったことはブラウザ画面 [Connection] で設定を行う [Save Changes] と、設定項目が上書きされてチャンネルが auto になってしまいます。そのため希望したチャンネルとならない可能性があります。仮想端末上から一度設定した後は、ブラウザ上で設定を変更しないように注意する必要性があります。
OpenWrt のようにブラウザからの設定画面でチャンネルの変更が出来ないのが残念なところです。

国コードの追加と 13 チャンネルに変更後の設定画面の様子です。
チャンネルの項目が auto になってしまいました。
これでもちゃんと 13 チャンネルから電波を発射しています。

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