2014年11月7日金曜日

FreeBSD 9.3 p5 アップデート

FreeBSD 9.3 p5 へのアップデートが到着していました。

/usr/src/UPDATING の内容

20141104:       p5      FreeBSD-SA-14:25.setlogin
                        FreeBSD-SA-14:26.ftp
                        FreeBSD-EN-14:12.zfs

Fix kernel stack disclosure in setlogin(2) / getlogin(2). [SA-14:25]

Fix remote command execution in ftp(1). [SA-14:26]

Fix NFSv4 and ZFS cache consistency issue. [EN-14:12]

注目点は、FreeBSD 9.3 のバージョンのみ、他のバージョンには存在する sshd のアップデートがないことです。問題ないからアップデートがないのでしょうが、他のバージョンの sshd とどのような違いがあるのか気になるところです。

アップデートはいつものようにサブヴァージョンによってソースツリーを更新した後、カーネルとユーザーランドを再ビルドして対応しました。ユーザーランドの再ビルドには時間が掛かるため、時間短縮をしたい場合には当該部分の再ビルドしてください。方法は FreeBSD 公式サイトのセキュリティ勧告のリンク先に記述があります。

私はいつものように以下の手順で作業を行いました。

ソースツリーの更新

# svn update /usr/src
Updating '/usr/src':
U    /usr/src/contrib/tnftp/src/fetch.c
U    /usr/src/UPDATING
U    /usr/src/sys/conf/newvers.sh
U    /usr/src/sys/kern/kern_prot.c
U    /usr/src/sys/cddl/contrib/opensolaris/uts/common/fs/zfs/zfs_vnops.c
Updated to revision 274178.

カーネルとユーザーランドの再構築

# cd /usr/src
# make buildworld && make buildkernel KERNCONF=MYKERNEL
# make installkernel
# make installworld
# reboot

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