2014年10月1日水曜日

ThinkPad i 1465 (2621-465) の修理(組立)

昨日エポキシ接着剤で液晶パネルを固定する部分を補強処理をしました。もう十分に固着したと思われましたので、全体の組立を行いました。

今回組立を行う前に再度各部を点検してみたところ、PS/2 マウスのポートに問題があることが判明しました。

PS/2 マウスコネクタをポートへ挿入するとき、挿入圧力によってマシンの内側へ大きく傾くことが判りました。ポートの部品とプリント印刷基盤の間の取り付け足の位置や大きさが十分ではなく、元々の設計上の問題だと思われます。

そこでPS/2 マウス・ポートとすぐ隣にあるモデム・ポートとの間を薄い金属板でつなぎ合わせることとしました。これで PS/2 マウス・ポートへの圧力は隣のモデム・ポートへと分散するはずです。ここでもエポキシ接着剤が活躍しました!

補強板を追加した PS/2 マウス・ポートです。

PS/2 マウス・ポートの補強のついでに、USB ポートもエポキシ接着剤で補強をしておきました。

USB ポートもエポキシ接着剤で補強しました。

この補強処置によって一時間ほど作業を中断して、組立を開始しました。

組立は問題なく終了して、取り付け・取り外しが難しい電源ボタン周りのパーツの残した状態で一旦電源を投入して動作確認をしてみました。液晶パネルの表示やトラックポイントの動作状況を確認しました。

殆ど組立がおわったところで最終確認を行いました。

ここで問題がないことを確認して最終的に残りすべての部分を組み上げました。結構時間が掛かりましたが、無事復活をしました。Celeron 466MHz というとても遅いプロセッサ搭載機ですが、フル・インストールした Puppy Linux 5.7.1 JP では、まずまずの動作状況でした。

最終組立が終了して無事起動を確認した ThinkPad i 1465 です。

そして最後の写真は液晶パネルを固定するネジの部分の様子です。昨日の作業でプラスチック筐体を削りとり、二枚のワッシャにて固定する方法に変更しましたが、しっかり固定されていることが確認できました。周囲をエポキシ接着剤で固定したこともあり、液晶パネルの開閉時にはマグネシウム合金のフレームとプラスチック筐体の両方が撓みながら圧力を分散させていました。この状態で問題が今後発生しないか継続的に確認をしてみたいと思っています。

液晶パネルを固定するネジの部分の様子です。
左右の様子を一枚の写真に合成しました。

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