2014年9月16日火曜日

ThinkPad R30 の CMOS トラブル > 解決しました!

CMOS 電池の交換で動作し始めた ThinkPad R30 ですが、その後、困った問題が発生しています。

本体の電源を切ると BIOS で設定した内容を忘れてしまい、何か変な設定が読み出されてしまうのです。PCI バスの割り込み設定の異常な設定などが復活しているのです。電源を切らずに再起動したときには BIOS の情報を保存しています。原因が解らず困ってしまいました。

この BIOS エラーが起動時に毎回復活してしまいます。

 BIOS 画面の中からいろいろ探してみると Password の項目の中に Lock BIOS Setting が Enabled となっていることから、ここの設定を Disabled に変更すれば問題解決のようにも考えましたが、この設定も電源を切ることで、Enabled に復活してしまうのです。

Lock BIOS Setting を Disabled に変更しても元に戻ってしまいます。

現在のところ、パソコンを起動させるためには、起動直後に BIOS 設定を行って、F9 キーで初期設定を呼び込み、再起動させることではじめてマシンを起動させることができる状況となっています。

なお、BIOS の問題かもしれないと考えて、海外のダウンロードサイトから BIOS をダウンロードして更新を行いました。

  • (旧)1CETB4WW 1.12A
  • (新)1CETF0WW 1.40

BIOS アップデート・プログラムの実行
BIOS 更新後の画面の様子

しかしこの BIOS アップデートを行っても残念ながら CMOS のトラブルは解決できませんでした。

もしかして、内部の部品やパターンなどのハードウェア的な問題が発生しているのかもしれません。外観上も錆が浮き上がっているなどの内部も腐食している可能性があります。今後、分解して確認してみたいと思っています。

追記:解決しました!

何度かマシンの電源の入り切りを繰り返していると CMOS 電池の警告が表示されるようになりました。再び、キーボードを外して CMOS 電池の様子を確認してみると・・・

何と! CMOS 電池のホルダーがプリント印刷基盤から浮き上がっているのを発見しました。どうも CMOS 電池の交換のときにプリント印刷基盤と電池ホルダーのハンダ付けを剥がしてしまったようです。この剥がれた接点をハンダ付けし直して再び電源を投入してみました。すると上記の問題が解決していました。意外な原因に驚いてしまいました。CMOS 電池の交換には注意をする必要がありそうです。

BIOS 情報を記憶できない CMOS トラブルが発生した ThinkPad R30

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