2014年9月8日月曜日

SONY PCG-SR1M/BP を入手しました。

久しぶりにノートパソコンをインターネット・オークションにて落札してきました。落札したノートパソコンはソニー社の PCG-SR1M/BP です。型番の最後に BP と付いている機種は CD ドライブも同梱されている商品なのですが、欠品ということで、本体と電源アダプタという組み合わせての落札となりました。ただ残念なのは、とても安価な落札価格だったのですが、送料を不自然に高く請求する出品者さんだったので、結局送料を含めると一般的な落札価格となってしまいました(笑)。

今回入手した SONY PCG-SR1M/BP です。

本体は非常に汚れていたので、いつものように掃除から始めました。もう起動するかどうかは二の次です(笑)。もうパソコンの掃除をしているのが至福の時間なのですから・・・。

一応外観の掃除が終了したところで電源を投入してみました。すると Windows me が起動しました。どうも以前の所有者さんの環境がそのまま残っている状況のようでした。もう windows me を使用することもないと思われるので早速 Puppy Linux をインストールしようとしました。しかしインストールができませんでした。

USB 接続のフロッピードライブで本体を起動させようとすると、何故か起動するときと 起動しないときがあるのです。

memtest86 は起動して、メモリ動作の試験もできました。しかしハードディスクを検査するために HGST の DriveFitnessTest は起動しないのです。起動しようとフロッピードライブにアクセスするのですが、何故か本体が初期化されるようで、再起動してしまいます。MHDD では Windows98 の起動ディスクで起動するものなのですが、これも起動途中でエラーとなってしまいます。どうも様子が変です。専用のフロッピードライブでないと正常に起動しないのでしょうか?疑問です。

なお専用の CD ドライブがあれば、CD 起動が可能なのですが、前述のように CD ドライブは入手できておりません。そのため CD 起動もできないのです。念の為、パナソニックの KXL-830AN で起動を試みましたが、起動させることができませんでした。その他 USB 接続の CD ドライブも試みましたが起動させることができませんでした。

もうこれではどうすることも出来ないので、本体を分解してハードディスクを取り出して、そこへインストールすることとしました。

ハンドレスト部分とキーボードを取り外してみました。

本体の底面にあるネジを外して、ハンドレスト部分とキーボードを取り外してみました。内部にはホコリが詰まっていたため、エアーダスターで吹き飛ばしておきました。

内部を確認するとメモリはオリジナルの 64MB のメモリと追加で 64MB のメモリが装着されていました。このマイクロ DIMM のメモリを取り扱うのが今回が初めて、手持ちのメモリが無く、Linux で動作させるためにはもう少し容量のあるメモリに交換する必要がありました。意外とマイクロ DIMM のメモリは高いのでちょっと躊躇しています。

元々 64MB のメモリへ 64MB のメモリが追加されていました。
最大で 128MB + 128MB = 256MB となるようです。

本体右側手前にあるハードディスクを取り出して、いつもハードディスクのメンテナンスを行うデスクトップ・パソコンへ接続してハードディスクの検査から始めました。なおデスクトップパソコンに接続するために、ハードディスクに取り付けてある部品を取り外しました。このときハードディスクの取り付けネジに無償修理対象になるか、ならないか、の判別をするシールを発見しました。どうも以前の所有者さんは、もともと設置されていたハードディスクをそのまま使用していたようです。

ハードディスクの電気接点のアダプタです。
ハードディスクの取り付け金具のネジに注意事項のシールがありました。
本体から取り出してデスクトップパソコンへ接続したハードディスクです。

さてハードディスクの検査ですが、HGST DriveFitnessTest は問題なく終了しました。そして MHDD でアクセス時間の検査を行ったところ、一箇所だけ 500ミリ秒を超える遅い箇所がありました。古いハードディスクなので、このような問題箇所があっても不思議ではありません。

MHDD での検査の様子です。
一箇所500ミリ秒とアクセス時間が長い場所がありました。

 ハードディスクの調子があまり良くないようなので、ハードディスク全体をリコンディショニングするために badblocks コマンドで領域全体を AA, 55, FF, 00 で書き込んでみました。

今日はここまでで時間となってしまいました。明日以降にデスクトップパソコンから Puppy Linux をインストールして、元の PCG-SR1M/BP へ戻してみようと思っています。

--- おまけ ---
マザーボードの表面に何やら見かけたことのある IC を発見しました。ThinkPad A22m で交換を予定しているアナログデバイス社の ADP3421 です。もしかしてこの PCG-SR1M/BP でも電源の起動不良とか発生しやすい機種なのでしょうか?気になるところです。
この PCH-SR1M/BP においても ADP3421 が使用されていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。