2014年8月14日木曜日

岩崎通信機 BR-1000v を入手

インターネット・オークションにて岩崎通信機 BR-1000v を入手しました。

今回入手した岩崎通信機 BR-1000v です。

この BR-1000v は、いわゆる家庭用のルータですが、オプションで取り付ける無線 LAN 機能や SIP クライアント、プリンタ・ポートを備えている多機能ルータの一種です。今回 SIP クライアント機能に目をつけて落札してきました。

BR-1000v の背面

入手した BR-1000v には電源アダプタが付属していませんでした。そのため、この電源アダプタを用意することから始めました。メーカー公式ウェブサイトからマニュアル類をダウンロードして調べてみると、電源アダプタは直流12ボルトのもののようです。そこで手持ちの12ボルトの電源アダプタを挿して起動させてみました。電源アダプタは 400mA の出力のものでしたが、この電源アダプタでも動作させることができました。本当は 1A か 2A 程度のものを使う方がよいと思われます。

BR-1000v の LAN 端子へパソコンを接続して、BR-1000v の DHCP 機能でパソコンへ IP アドレスの設定を行わせてみました。192.168.0.10 の設定となっていて、この BR-1000v が 192.168.0.0/24 のサブネットを使用していることが判明しました。そこで 192.168.0.1 へアクセスしてみると、BR-1000v の設定画面が表示されました。運良くパスワードによる保護が行われていなかったので、そのまま設定を開始することができました。

設定の様子を確認すると、以前の所有者さんの設定がそのまま残っていました。そこでこの設定画面上から初期化を行なって古い設定をすべて消去しました。

ネットワークの設定は WAN 側は DHCP の受信設定としました。これで WAN 端子をそのまま家庭内 LAN へ接続して SIP クライアント機能を確認してみることとしました。

この BR-1000v の電話機能は、一般電話回線と SIP クライアントを通じた VoIP 通信ができるようになっています。しかし一般電話回線で使用することはないため、「電話回線のみ」「VoIPのみ」「両方」のように切換設定がありましたが、VoIP のみの設定としておきました。

SIP クライアント機能を設定する「VoIP設定」の部分にて、自宅の Asterisk サーバ設定へ設定を行なってみました。

設定ポイントとしては「VoIP接続設定」で [接続方法の選択] = [その他] を選択することでした。下図参照。

「VoIP接続設定」では [その他] を選択する。

そして「SIP設定」において [SIPサーバ設定] のところでユーザ名やパスワードの設定の他、 [登録時間] の設定へ登録時間の秒数を設定する必要がありました。ここが空欄だと発信は可能ですが、着信ができない状況となってしまいます。私の場合、1時間の秒数の 3600 を入力しました。

SIP クライアントの設定の様子。

以上で無事、自宅の Asterisk サーバへ登録することができました。発信、着信、転送がちゃんとできました。

通話音質もまずまずで、エコーキャンセラーを切った方が音声がクリアになるように感じました。
気になることは、受話器をあげてダイヤルを開始するまでの間に流れる「ツー」音が、なんだか途切れ途切れになっていることです。このツー音の影響のためか?通話中の音声も途切れる印象がありました(笑)。


プリンタ機能などまだ確認をしていない機能もあり、もう少し BR-1000v で遊んでみたいと思っています。

丸い LED ランプを直接露出するという昔なつかしいデザイン
無線LANカードをスロットへ挿してみました。
写真のものでは通信できないようです。

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