2013年9月19日木曜日

ヤマハ RT57i VoIP 対応ルータを入手しました

またまた興味本位でヤマハの VoIP 対応ブロードバンド・ルータの RT57i をインターネット・オークションで入手してきました。もちろん自宅にある asterisk サーバとの連携について確認をするためです。

入手したヤマハ RT57i です。

本機のことについては asterisk を取り扱っている読者さんであればよくご存知の VoIP ルータです。おしゃれでスマートな外観はさすがヤマハといった感じです。特にケーブルの取扱い部分はとてもおしゃれでした。頻繁にケーブルを抜き差しする人にとってはとても面倒な方式だったかもしれません。その証拠にインターネット・オークションに出品されている本機 RT57i のおよそ半数は台座の部分を紛失した形での出品となっていました。もちろん私は外観上とても大切な台座のあるものを選択して落札してきました。

ケーブルの取り回しの様子です。

本機の特徴の VoIP 機能としては内線用として VoIP 対応のアナログ端子(FXS)が二個設けられていることです。。私はこの二個のアナログ端子(FXS)にアナログ電話機を接続して、いわゆる ATA ( Analog Telephone Adapter ) として使用することを考えています。

電話機用のコネクタ類の様子です。

ただ私自身がヤマハのルータを取り扱うのはこれが初めてのことだったので、少し要領を得ない感じとなってしまいました(苦笑)。asterisk サーバへの接続は、結果から言えば問題なく?接続ができました。ちゃんと着発信ができました。しかしアイコムの VE-TA10 のような時間が経過すると着信が出来なくなるといったような時間の経過で異常が発生するものについては検証不足の状態です。今後時間をかけて確認をしたいと思っています。

asterisk サーバとの間で通話が出来ました。

asterisk サーバとの接続については asterisk 情報の総本山の voip-info.jp を参考にさせてもらいました。ただここで解説してある内線201と202は独立して設定出来るような説明でしたが、ブラウザの設定画面からでは二台のアナログ電話機が一本の回線を共有する形でしか設定できませんでした。どうもシリアル接続かネットワークの telnet 接続のコマンドでしか設定できないようです。今回はブラウザの設定だけを試みてみました。(注意:ブラウザ画面からコマンド設定できました。下記に追記しました。)
参考ウェブサイト
YAMAHA RT57i
http://www.voip-info.jp/index.php/YAMAHA_RT57i

以下は本機 RT57i の設定画面の様子の一部です。

まずはトップページの様子です。http://192.168.100.1/ へブラウザでアクセスをすると見ることができます。初期化を行っているのでパスワードの設定も行われていません。直接インターネットの外線に接続される状況であればパスワードの設定は必須となります。


次は「 VoIP の基本設定」のページです。TEL 1 ポートの設定のみ行いましたが、何故か TEL 2 ポートも TEL 1 ポートと同じ内容で使えてしまいました。この設定は試験的に使っている内線203へ設定を行っています。


そして「IP 電話サーバの設定」です。ここで asterisk へ登録する情報を設定するのですが、asterisk サーバの内線203へ登録するように設定しました。本機 RT57i に接続したアナログ電話機から asterisk サーバを経由して電話をする形となるため、電話番号のプリフィックス(先頭に付ける識別番号)は「無し」として、その他の回線へのダイヤルにプリフィックスを付けるようにしました。ここの設定を見る限り本機 RT57i へは asterisk サーバからは一回線しか割り当てられていません。


まだまだ使い方が解らない本機 RT57i でしばらく遊んでみたいと思っています。


[ 追記 ]
ブラウザの設定画面でもコマンドによる設定が可能でした。voip-info.jo の RT57i の設定コマンドの方法で二つの FXS を独立に asterisk サーバへ登録することができました。

ただ問題点が一つありました。それは本機 RT57i 側のアナログ電話機から発信した場合には問題なく通話が出来るのですが、他の SIP 電話機から本機 RT57i のアナログ電話機へ電話を掛けたときには、通話開始から10秒間程度の間、通話が出来ない症状が発生していました。無通話状態を抜けると普通に通話が出来るようになります。
この症状の原因はナンバーディスプレーの設定が「入り」となっていたためでした。このナンバーディスプレーを「切り」にすると問題なく着信ができるようになりました。
analog arrive number display 1 on
          ↓ 
analog arrive number display 1 off
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。