2013年8月6日火曜日

再び起動不良の ThinkPad A22e を分解しました。

起動不良となってしまった ThinkPad A22e を一度分解して、主要な部品の再ハンダを行ったりしましたが、起動不良が解決することができませんでした。

その後、ネット上で同様の症状について記述されているいくつかのブログを参考にして、チップ型のヒューズが断線していないか?を確認するために、再度 ThinkPad A22e を分解して確認することとしました。

数日前に一度分解したものですから、分解の作業手順は心得ています。あっという間に分解が完了してシステムボードを取り出すことができました。

ルーペを片手にヒューズの部品を探しました。一部のヒューズには F1 F2 などと部品番号がシルク印刷されていましたが、過半数のヒューズには表示がありませんでした。特に気になっていた F19 の部品を探しましたが見当たりませんでした。参考にしたブログの写真などからチップセットの IC の近くにあるコイルに近いものということで下記の写真のヒューズが F19 ヒューズに相当するものではないかと判断しました。テスターの抵抗測定のポジションで導通を確認するとヒューズの切断はありませんでした。

「FS」と表示されている部品がどうも F19 に相当する部品と思われます。
右上にも少し大きめのヒューズ部品が見えます。
他の場所にあったヒューズ部品です。
バッテリ端子のところにあるヒューズです。
大きな電力が流れるためかセラミックタイプのようです。

その他のヒューズも順次発見しては確認を繰り返しましたが、異常はありませんでした。

その他、チップ・タンタル・コンデンサのショート・モードでの破損で起動不良になっている例もあるようで、これらも順次導通を確認しましたが、ショートしている場所がありませんでした。

はっきり言って行き詰まりました。

今回は何も手を加えることなく、再度組み立てて電源を投入したところ、一度だけ起動をしてくれました。しかし二度目の起動はありませんでした。

どうもヒューズの切断ではなく、タンタルなどの電解コンデンサなどの劣化によって回路が正常に起動しないのではないかと想像しているところです。チャンスがあれば、現在実装されている電解コンデンサを全部取り替えてみたいとも考えています。しかしタンタル・コンデンサの入手はどうするか?などの難問があります。

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