2013年8月22日木曜日

Puppy Linux Lucid 5.2.8 で無線LAN b43 エラーの件

かなり以前のことですが、無線LANアダプタの Buffalo WLI-CB-AG54 などの b43legacy と認識される PC カードを使用した後、Linksys WPC54GS や Buffalo WLI-CB-G54 などの b43 と認識される PC カードが使用出来なくなる件(ThinkPad 235 へ puppy linux 再インストール)について対策がようやく判明いたしました。

動作不良の元となった Buffalo WLI-CB-AG54 です。

上記に示してある無線LANアダプタの三種類はどれも Broadcom BCM4306 のコントローラチップを搭載されていますが、なぜか WLI-CB-AG54 だけは b43legacy と認識されてしまいます。この認識の結果 /etc/modprobe.d/b43legacy.conf というファイルが作られてしまうようです。このファイルがあると、上手く /etc/modprobe.d/b43.conf という本来のファイルを読み出すことが出来ないようです。

左から WLI-CB-AG54 , WLI-CB-G54 , WPC54GS です。

対策は、/etc/modprobe.d/b43legacy.conf を消去して、システムを再起動させることで無事 b43 ドライバで稼働する PC カードを使用することが出来るようになりました。

もし b43 ドライバで動作する PC カードが上手く動作しない、何回かカードスロットへ差し込み直すと動作するなどの症状のある読者さんは、一度上記の /etc/modprobe.d/b43legacy が存在しないか?確認をしてみてください。

また Puppy Linux 4.3.1 で同様の b43 エラーが発生した場合には、/lib/firmware/b43legacy のディレクトリを削除します。この後、システムを再起動させると回復するはずです。

なお参考ですが Puppy Linux Precise 5.5.0 の場合には、問題の WLI-CB-AG54 を装着しても、何もドライバが読み込まれない状態となっていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。