2013年7月31日水曜日

破損していたハードディスク

インターネット・オークションにてノートパソコン用の 2.5 インチ・ハードディスクを同じ出品者から二個落札してきました。

左側のハードディスクが問題の破損ハードディスクです。

ようやく届いたハードディスクを観察すると金属の外装が破損していました。何か先の鋭いようなもので何ヶ所か突いてありました。そして一番ひどいところでは金属に亀裂が入って空気が出入りするようになっていました(涙)

数ヶ所にこのような叩いた・突いたキズがありました。

定形外郵便での発送だったので、輸送途中に転落などによって破損してしまったのかと思ってしまいました。しかし念のためオークションのページで出品物の画像を確認すると同様のキズが既にありました。どうも出品時から破損していたハードディスクのようでした。ただ真正面から撮影した写真ではキズが判断出来ないようになっていました。一応ハードディスクの試験を行っていたので出品者としては問題ないと判断したようです。ただこのような重大事項は公表して欲しいものです。


試しに我が家でも HGST DriveFitnessTest を行ってみました。問題なく動作しています。
しかしホコリが内部へ出入りするハードディスクは今使えたとしても何時ホコリを巻き込んで破損するか分からない時限爆弾となっています。もう残念ですが、このハードディスクは破棄するしかないようです(涙)。

DriveFitnessTest で試験中の破損しているハードディスク

今回の取引でハードディスクが破損状態であったことを故意に隠して出品したかどうかは不明ですが、インターネット・オークションでは思わぬ破損したものが届く可能性があることを十分に承知した上で取引をする必要がありそうです。

2013年7月30日火曜日

FON ルーター FON2405E を入手しました。

某携帯電話会社が電話購入者へ無償でばら撒いている FON ルーターの FON2405E をインターネット・オークションにて入手しました。

やはり使い道もなく、仕舞い込んだままとなっている FON2405E をインターネット・オークションへ出品しているのを数多く見かけます。それも未使用を謳ったものがそのほとんどです。一体どうしたことでしょう(笑)。

表面には保護シールが残されていました。

そのためか新しい機種の FON2405E も安価に落札することができました。私の落札したものも未使用ということでしたが、どうも疑わしい感じでした。キズと汚れが多数ありました。辛うじて保護シールが被せてあった部分だけが綺麗な状態でした。

さて動作確認ですが、すでに何かの登録が行われていると何か問題が起きそうだったので、とりあえず FON2405E とパソコンだけを有線LANケーブルで接続して内部の設定などを確認してみました。

30分も動作させていると本体は結構な暖かさとなります。

FON2405E 本体の初期 IP アドレスは 192.168.10.1 です。パソコンのブラウザでアクセスすると確かに接続できました。初期パスワードは admin です。

パソコンと FON2405E を接続して設定を確認しました。

内容を確認してみましたが、本体部分の設定は初期化されているようでした。

全体の設定の様子です。
これは無線LANの設定部分の様子です。

そして無線LANの電波も他のパソコンの無線LAN機能で確認するとちゃんと発射されているようでした。接続して動作確認は行っていません。大まかに動作確認が出来ればよかったのです。

いつものようにこの FON2405E も非純正のファームウェアをインストールして通常のアクセスポイントして使用する予定です。ネット上の情報では OpenWRT で動作確認が行われているようです。私も OpenWRT を導入してみようと思っています。OpenWRT の導入の様子については別途記事で紹介したいと思います。

ThinkPad G41 用のプロセッサ到着

ThinkPad G41 のプロセッサを交換するためにインターネット・オークションでプロセッサを落札しました。そのプロセッサが届きました。

いわゆる業者さんから入手しました。
新品の小箱で発送してくれる親切な業者さんでした。

ネット上の情報では ThinkPad G41 は Pentium 4 の Prescott コアでないと動作しないということでしたので、 FSB 533MHz の Prescott コアの Pentium 4 を落札しました。もちろん 478 ピンのものです。写真の SL7PK がそれです。

Pentium 4 - 2.8GHz / FSB=533MHz / Prescott / SL7PK

ThinkPad G41 のプロセッサの交換はもちろん本機の分解掃除に合わせて行う予定ですが、まだ分解掃除の予定が立っていません。先週末にも行いたかったのですが、残念ながら交換用のプロセッサが入手出来ていなかったことから延期をしていました。

またここ数日大雨が降ったこともあり、出来れば水洗などをした部品の乾きのよい真夏日にでも行いたいと思っています。分解掃除と交換作業を行ったところで本ブログにて紹介したいと思っています。

2013年7月29日月曜日

ThinkPad 600E を追加入手しました。

中古で入手してから数ヶ月が経過した ThinkPad 600E ですが、その後、操作をしていて気になることがありました。それは外装のゴム塗装のベタベタです。真夏ともなるとベトベトが緩くなったようで、ちょっと持っただけでも指先などに黒いゴムのカスが付着してしまいます。そこで外装交換用に適当な ThinkPad 600 シリーズを探していました。

すると運良く ThinkPad 600E を何と!三台もセットにてインターネット・オークションへ出品してあるではありませんか!三台のセットの他、付属品なども多数おまけがあるという内容であったので、さぞかし高倍率の入札競争になるのではないかと心配していました。しかしことのほか安価な価格で落札することが出来て大喜びをしているところです。

出品者の都合で週末に梱包と発送を行うということで三台の ThinkPad 600E の到着を首を長くして待っていました。ようやく到着したため、ここに落札品を披露したいと思います。(え!「他人の落札物なんて興味ない!」って言わないでください。)

到着した荷物を開くと、そこにはびっしりとパソコンや周辺機器が詰まっていました。なかなかワクワクする光景でした。電源アダプタなどを取り出しやすいものから順次取り出して行きました。そしてパソコン本体へと到着しました。パソコン本体は三台の他、部品取り用の下回りが二台ありました。

落札したオークションの主要なものです。

さらに ThinkPad 600 専用のポートリプリケータがありました。結構大きく重たいものでした。一般のウルトラベースのように上から嵌め込むのではなく、背面にある端子を奥に押し込む形で取り付けるようになっていました。ただこれを取り付けた場合、周囲にかなり広いスペースを必要とするため、動作確認をしたら二度と使わないものとなってしまいそうです。

これが専用ポートリプリケータです。

この他 USB 接続の CD ドライブが二台ありましたが、なぜか IBM ブランドのものは USB ケーブルがなく、単なる使い道のないドライブ本体となってしまっています。この他フロッピー・ドライブも二台ありました。

CD ドライブもおまけとして付属していました。

消耗した予備バッテリや電話モデムも含まれていて、よい使い道をすればなかなか楽しめる内容となっています。

使えそうな三台の ThinkPad はどれも動作品で、今まで所有していた ThinkPad 600E の外装品交換用とするにはもったいない感じのものでした。現在四台となった ThinkPad 600E をどのようにして行くか思案中です。楽しい悩みが尽きません!

外装の状態は決してよくありませんが、どれもベタベタは少なめでした。

2013年7月28日日曜日

ThinkPad X22 のハードディスク交換

先日、インターネット・オークションで入手した 2.5 インチで 40GB の中古ハードディスクを使って ThinkPad X22 のハードディスクを交換しました。

ハードディスクの交換を行った ThinkPad X22 です。

今までは 15GB のハードディスクを使っていました。主たるシステムは debian lenny がインストールされています。そして試験的に過去からの Puppy Linux のいくつかをインストールしたまま、いつでも起動できるようにしています。個人的なデータはほとんど保存してありませんが、さすがに 15GB の容量ではもう限界に達していました。ちょうど先日入手したばかりの 40GB の中古ハードディスクに交換することとしました。

交換作業は多少時間は掛かりましたが、簡単なものでした。ThinkPad X22 から取り出した 15GB のハードディスクと 40GB のハードディスクをハードディスクをメンテナンスするために使っているパソコンへ接続してコピーをするだけでした。

古い 15GB のハードディスクと 40GB のハードディスクです。

このときノートパソコン用の 2.5 インチハードディスクの IDE 接続のマスター/スレーブの設定のためのショートピンを取り付けることを忘れないようにする必要があります。四本の設定ピンを全部開放にするとマスターモードで動作するため、最低限一つのハードディスクへスレーブモードの設定となるようにショートピンを設定する必要があります。だた困ったことは使うショートピンが通常のショートピンよりも狭い間隔のものを使用する必要があることです。私もたまたま何かの製品を廃棄するときに発見した間隔の狭いショートピン を使いました。

ショートジャンパーで IDE スレーブ・モードに設定した様子です。

実際の作業は Partedmagic のシステムで行いました。dd コマンドで古い 15GB のハードディスクのイメージをそのまま 40GB のハードディスクへコピーしました。そして GParted  を使って容量が逼迫しているパーティションを拡張するなどの調整を行って終了となりました。

15GB のハードディスクのイメージをコピーしている様子です。

そしてハードディスクのマウンタなどを入れ替えて、ThinkPad X22 へ戻して動作確認をしました。今回も無事コピー作業が終了して、システムの起動も問題ありませんでした。

Partedmagic を使って作業をしているところです。

この後、新しく Puppy Linux Precise 5.5.0 JP をインストールしてみました。ちゃんと新しい Puppy Linux も動作しましたが、Lucid 5.2.8 よりも動作が重たくなったように感じました。Puppy Linux の進化とともに古いパソコンがだんだんと取り残されて行くような感覚を覚えました。

2013年7月27日土曜日

ThinkPad 380XD のサウンド設定

ThinkPad 600E のサウンド設定が上手く行かなかったので、何となく気になっていた ThinkPad 380XD のサウンド設定を行ってみました。こちらは完全ではないものの、マシンのフロントパネルにドンと設置されている二つのスピーカーから音楽を流すことに成功しました。なお、この ThinkPad 380XD には Puppy Linux 4.1.2.1 retoro をフルインストールしています。

これもいくつかのネット情報を参考にして設定を行ってみました。そこで判明したことは、 alsaconf の自動選択では CS4232 と認識されますが、この自動設定で行わず、手動で CS4236 を選択して設定することでした。
参考URL
IBM Thinkpad 380XD (CS4237B)
http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=17514

alsaconf で設定された内容は /etc/modprobe.conf の最後尾へ追加されています。この設定を下記のように一部修正します。
alias snd-card-0 snd-cs4236
alias sound-slot-0 snd-cs4236
options snd-cs4236 index=0 port=0x530 cport=0x538 isapnp=0 dma1=1 dma2=0 irq=5

すぐに ALSA の再起動を行ってみましたが音が上手く出てこないようでした。しかし一度電源を遮断して再起動させると音が出るようになりました。

# /etc/rc.d/rc.alsa restart

「メニュー」>「マルチメディア」>「AlsaMixer オーディオミキサ」を開いて Master D と PCM の音量とミュート(消音)の項目を設定すれば、音楽プレーヤなどから音を出すことができました。しかし AlsaMixer の音量やミュートの設定が記憶されないようなので、マシンを起動するたびごとに設定をし直さなければなりませんでした。

また右下に表示されるはずのスピーカーのアイコンも表示されませんでした。やはりどこかで問題がまだ残っているようです。

音楽再生中の ThinkPad 380XD です。

ThinkPad 600E のサウンド設定 ... 出来ませんでした

Puppy Linux Precise 5.5.0JP をフルインストールした ThinkPad 600E ですが、その後サウンドの設定を行ってみました。デスクトップの右下のスピーカーのアイコンにバッテン印が着いたままなのをなんとかしたかったのです。

alsaconf を実行中の ThinkPad 600E です。

「メニュー」>「セットアップ」>「ALSAサウンドウィザード」で設定を開始しました。

ALSA ウィザードはいわゆる alsaconf のことで、いつものように進めてゆくと、最新の Puppy Linux は改良が進んでいるようで、いきなり本機を「ThinkPad 600E または 770」と断定して、自動的に検出される CS46xx のサウンドドライバではなく、CS4236 のサウンドドライバを使用するように奨めてきました。もちろんこのまま CS4236 で実行したのですが、なぜか異常終了をしてしまうのです。もちろん手動で CS4236 を選択しようとしても選択出来ませんでした。

alsaconf ではちゃんと ThinkPad 600E だと判断してくれました。
なぜか ISA カードが見つからないと表示されます。


サウンドドライバを求めてシステムファイルを検索してみました。

/lib/modules/3.2.9/kernel/sound/isa/ の中にあるはずの CS423x のディレクトリとドライバが存在していないのです。一体どうしたのでしょうか?

これはもしかして、当該モジュールを自分でビルドしなければならないのでしょうか?

まだ Puppy Linux のカーネルやモジュールをビルドしたことがなかったため、ThinkPad 600E のサウンド設定を中断することとしました。

やっと ThinkPad 600E で使用することが出来る Puppy Linux を発見したと喜んでいただけに大変落胆をしてしまいました。

参考
システム情報では cs4610/11 として表示されます。


2013年7月26日金曜日

ダイナミック DNS を No-IP へ変更

我が家ではダイナミック DNS に、ずっと dyndns を使ってきました。かつてはウェブサーバーやメールサーバーを公開していました。現在は公開を中止していますが、電話交換ソフトウェアの asterisk のために、自己のグローバル IP アドレスを取得する目的でダイナミック DNS を使い続けてきました。

ところが使っていた dyndns の方針転換があったようで、基本的に有料化の方向へ向かってしまうそうです。現在無料で使っているものに関しては一ヶ月の間に更新すればアカウントは維持されるようなのですが、もう二度と無料のアカウントの取得は出来ないようです。

営業活動としてウェブサーバーやメールサーバーを公開しているのであれば、多少の経費負担は全く問題はないのですが、個人で使っている電話のために費用が発生するのは少々気が重たいものです。

そこでダイナミック DNS の乗り換えを検討しました。もちろん無料のものです。

どうも No-IP ( http://www.noip.com ) が良さそうです。そこで早速 No-IP のアカウントを取得してきました。手続き方法はここではあえて記述しませんが、取得方法を解説したブログがいくつか発見できます。

で、大切なことは、どのようにして No-IP のダイナミック DNS の IP アドレス情報を更新するかということです。

一応 No-IP 謹製の linux 用ソフトウェアはダウンロード可能となっています。しかし我が家では多くの linux マシンが稼働していますが、asterisk などが収容されて常時電源の入っているサーバーのシステムは FreeBSD なのです。そこで現在 dyndns の IP アドレス情報の更新で使用している ddclient を使用して更新する方向で検討しました。

/usr/local/etc/ddclient.conf.sample として設定ファイルの雛形があるのですが No-IP 用の設定が見当たりませんでした。そこでネット上で情報を検索すると No-IP で設定する事例を紹介しているブログをいくつか発見しました。これらの参考にして ddclient の設定ファイル ddclient.conf を編集しました。以下は私の FreeBSD のサーバーの事例です。

/usr/local/etc/ddclient.conf の記述例
daemon=300
syslog=yes
mail=root
mail-failure=root
pid=/var/run/ddclient.pid
ssl=yes
use=web
login=[user-name]
password=[user-password]
server=dynupdate.no-ip.com, \
protocol=noip \
[user-domain].no-ip.biz

注意:「\」は同一行として記述するものを改行表示するときに使用するものです。

設定ファイルを変更したところで ddclient を再起動させました。
# /usr/local/etc/rc.d/ddclient restart

すると ddclient は動作を開始したもののエラーを吐き出しました。どうも以前から発生していたもののようです。

 Using the default of SSL_verify_mode of SSL_VERIFY_NONE for client is deprecated! Please set SSL_verify_mode to SSL_VERIFY_PEER together with SSL_ca_file|SSL_ca_path for verification.
 If you really don't want to verify the certificate and keep the connection open to Man-In-The-Middle attacks please set SSL_verify_mode explicitly to SSL_VERIFY_NONE in your application.
*******************************************************************
  at /usr/local/sbin/ddclient line 1860.

このエラーもネット上を検索してみるといろいろと「Man-In-The-Middle attacks」対策として同様のエラーが発生しているようです。このまま放置してもよいのですが、気になるので簡単に対策を行っておきました。

対策は perl で記述された ddclient の一部を修正するものです。上記のエラーメッセージにもありますようにエラーは /usr/local/sbin/ddclient の 1860 行目にあります。この 1860行目から始まる処理に SSL_VERIFY_NONE モードとなるように設定を追加しました。

$sd = IO::Socket::SSL->new( <−−(問題の1860行目)
PeerAddr => $peer,
PeerPort => $port,
Proto => 'tcp',
MultiHomed => 1,
Timeout => opt('timeout'),
SSL_verify_mode => 0, <−−(追加行です)
);

これでエラー表示はなくなりました。この対策は次のブログを参考にさせていただきました。どうもありがとうございます。
参考URL
システム管理メモ FreeBSD: Dropbox-api とSSL_verify_mode
http://www.lifewithunix.jp/notes/2012/12/06/dropbox-api-ssl_verify_mode/

この状態で No-IP と ddclient の動作状況をしばらく観察してみたいと思っています。

2013年7月25日木曜日

ThinkPad G40 のゴム足対策

今日は買い物ついでに100円ショップに立ち寄ってみたところ ThinkPad G40 のゴム足の代わりになるものを発見したため、急遽購入してきました。

このブログをお読みの読者さんがご存知のとおり、インターネット・オークションにて入手時から ThinkPad G40 の底面のゴム足が失われていました。普通に使う分には、不安定ながらも、特段ガタガタすることもなくタイピングをすることができました。もともと ThinkPad G40 は自重がノートパソコンの部類の中では重たい方なので、この重さのためにゴム足の一部が欠落していても安定を保っていました。

一部のゴム足が欠落している状況では、操作方法によって安定感が急に失われることがありました。

しかし窓から差し込む太陽光線を避けるためにマシンを少し斜めの方向へ向けてタイピングをすることもあり、少し変な姿勢でタイピングを行おうとすると手のひらがキーボードの周囲のフレーム部分を押してしまって、マシンがガタガタと不安定になることがありました。やはり何らかの方法で安定させないと精神衛生上よくないと判断していました。

同じ大きさのゴムを探してきて(ブロックを切り出して)欠落したゴム足のところへ接着するのが理想的な修理方法だと思います。しかし意外とゴム足の代わりとなるものがなかなか見つかりませんでした。もちろん他の同型機種のマシンからゴム足を剥がして張り替える方法もありますが、残るマシン本体の処分にも困ります。どうしたものかとずっと心の中にしまっていました。

そうしたところ、冒頭で記述したように100円ショップにて手頃な代替品を発見したわけです。それが窓用の「すきまテープ(防水タイプ)」(幅15ミリ、厚さ8ミリ)です。隙間テープにはいくつかの種類があるのですが、普通のスポンジ状のものではなく、少し固めのウレタンフォーム(合成ゴム)で作られたものです。押しつぶせば変形するのですが、それなりに力が必要な固さとなっています。

すきまテープ(防水タイプ)

この隙間テープを5〜6センチの長さに切断して残っているゴム足のすぐ隣と、欠落したゴム足の部分へ張り付けてみました。隙間テープの長さは元のゴム足より長めにとってあるのは、変形する力を少し分散したいとの考えがあってのことです。またゴム足の欠落した部分に貼り付けた隙間テープはデコボコになってしまいますが、マシンの重さによって変形してテーブルへの接地面は平面になってしまいますので問題ありません。

隙間テープを貼り付けた様子です。

さらにマシンの手前側に薄いゴム足がはやり片方欠落しています。このために「キズ防止シール 16P」というものも買ってきました。主な素材は EVA樹脂となっていました。固めのスポンジという感じです。厚さの表示はありませんでしたが、およそ2ミリでした。これが欠落した手前のゴム足の高さにぴったりでした。これも適当な大きさに切り出して底面へ張り付けました。

キズ防止シール 16P
手前へにキズ防止シールを貼り付けた様子です。

さて新しいゴム足を取り付けた ThinkPad G40 の操作感はなかなかいい感じです! もちろん安定しています。打鍵音も以前のようにテーブルに直接響く感じもなくなりました。また隙間テープが上手くテーブルと粘着するようで、ゴム足が欠落していたときのように簡単に方向が変わってしまうこともありませんでした。ただこの機種の底面後部にある丸い突起のピボットを支点として簡単にマシンの向きを回転させる効果は全く失われてしまいました。ピボットが浮いている状態なので支点にして回転させることが出来ない状態となっています。隙間テープの厚さを削るなどの処理をすればピボット機能が復活するかもしれませんが私はそれほど必要としていませんので、このまま使用を続けたいと思っています。

しっかりとした安定感が得られるようになりました。

今回修理した ThinkPad G40 以外にもゴム足の欠落したマシンが存在していますので、これらの修理に応用してみようと思っています。

今回はさらに紹介したいものがあります。 ThinkPad G40 の分解掃除のときに失われてしまったスポンジテープの代替品を見つけました。これも隙間テープの一つなのですが、「すきまテープ(短い起毛タイプ)」(幅6ミリ、厚さ4ミリ)というものです。今度分解掃除をする予定の ThinkPad G41 で使用してみたいと思っています。


2.5 インチ ハードディスクを入手

このところ ThinkPad の新しい仲間たちが増えてきています。その多くが個人情報補語のためかハードディスクを抜き取られたものとなっています。当然ハードディスク不足となってしまっています。そこでいつものようにインターネット・オークションにて ThinkPad ように 2.5 inch ハードディスクを入手してきました。東芝 MK4025GAS (4GB , 5400 rpm ) を二台です。

最近では輸送費を安くするためにクロネコ・メール便を使うことが多いのですが、今回入手したハードディスクもクロネコ・メール便で到着しました。

ハードディスクの梱包状態です。
危険な香りがします!

まだ定形外郵便であれば十分なクッション材に包んで発送することも可能なのですが、クロネコ・メール便では厚さが最大で2センチまでと規制されているため、自ずとクッション材も必要最小限度となってしまうのもやむを得ないものです。しかし衝撃に弱いとされているハードディスクを輸送するには「もう壊れて構わない」という覚悟も必要と思います。私も破損を承知でクロネコ・メール便で発送してもらいました。

届いたハードディスク(二個)を早速ハードディスクのメンテナンス専用のパソコンへと接続して試験を行いました。

HGST DriveFitnessTest : ハードディスクの総合試験
HDAT2 : ハードディスクの表面テスト
ActiveKillDisk : ハードディスクの内容消去

専用のパソコンへ接続して試験を行っている様子です。

数時間にわたる試験のため、この猛暑でハードディスクの温度が上昇し過ぎないように冷却ファンで扇ぎながらの作業でした。

運良く二台のハードディスクはともに問題なく動作することが確かめられました。まだまだハードディスクが不足気味なので追加で入手をする必要があります。


asterisk 1.8.23.0 へアップグレード

FreeBSD の ports へ asterisk 1.8.23.0 のアップグレードが到着していました。本当に定期的にアップグレードを行う asterisk に頭が下がる思いです。

いつものように我が家に設置してある PR-400NE のために PR-200NE 対応パッチを適用してビルドを行いました。(PR-200NE 対応パッチは過去の記事に記述済みのため、詳しくは当ブログ内を検索してください。)

各種通話テストを行ってみましたが問題なく動作していました。

asterisk 1.8.23.0 のビルドの設定画面です。

持ち物自慢でごめんなさい。
asterisk で使っている CP-7940G です。

2013年7月23日火曜日

ThinkPad 600E へ Puppy Linux をフルインストール

昨日 ThinkPad 600E へ Puppy Linux Precise 5.5.0 JP を Frugal インストールしましたが、動作が緩慢でどうにかならないものかと考えていました。メモリの使用量を確認するとよく使うブラウザの Seamonkey が起動した直後の状態で、搭載している 360MB をすべて食いつぶして若干スワップが発生している状況でした。意外と Precise 5.5.0 JP はメモリの大食らいのようです。

そこでマシン・スペックの厳しい状況のときよく行っている Full インストールを行ってみることとしました。ハードディスクに直接システムファイルを展開してインストールする方法です。メモリの使用量を低減させる効果があります。たくさんのメモリを搭載できないマシンに有効です。ただアプリケーション・ソフトウェアを起動させるときには、毎度ハードディスクへアクセスしながら起動するため、機敏な操作感が失われる傾向にあるとされていますが、メモリスワップの処理のために動作速度が遅くなってしまうよりは全然マシな状況です。

早速、昨日 Frugal インストールした領域を ext3 フォーマットして、新しく Full インストールすることとしました。

作業はいつもどおりの「Puppy ユニバーサルインストーラ」を使っての作業です。

インストール終了時に表示されるブートセレクタの GRUB の menu.lst の記述例をコピーして GRUB を再設定しました。

さて ThinkPad 600E を再起動させてみると、Puppy Linux が起動しただけの状態で 105MB のメモリを消費して、さらに SeaMonkey を起動させた状態で 239MB 程度のメモリ消費でした。これに伴ってメモリスワップ処理に伴う動作低減も減少しました。やっぱり貧弱なマシンには Full インストールが効果的のようです。しかしプロセッサの動作速度の問題もあり、Puppy Linux Precise 5.5.0 JP そのものを動作させるには荷が重いようです。

今回の Full インストールで気づいたことですが、Frugal インストールのときにはほぼ起動の度にデスクトップ画面が真っ黒になっていて「Xサーバのリスタート」が必要だったのですが、Full インストールでは何度再起動させてもデスクトップが真っ黒になることはありませんでした。どうした原因でデスクトップが真っ黒になってしまうのでしょうか? Frugal インストールと Full インストールの違いのどこかに原因があると思われます。

2013年7月22日月曜日

とうとう ThinkPad 600E で Puppy Linux が起動

我が家の ThinkPad 600E は、入手当初に使い馴れた Puppy Linux をインストールしようといろいろと苦労しました。バージョン 2.16 という古いものから Lucid 5.2.8 までのバージョンにおいて起動させることができませんでした。

写真のように起動途中でパニック停止をしてしまいます。

Puppy Linux Lucid 5.2.8 JP が起動途中で停止する様子です。

そのため起動が可能だった Knoppix 6.7.1 でずっと使い続けていました。Knoppix での操作感もそれほど悪いものではなく、debian か Puppy Linux ばかりの我が家において knoppix を体験させてくれる貴重な?マシンとなっていました。

今日も ThinkPad 600E のご機嫌伺いのために、電源を入れて動作状況を確認していました。たまたま先日作ったばかりの Puppy Linux Precise 5.5.0 JP の CD-ROM が目に留まったため、どうせダメであろうと思いつつ Puppy Linux Precise 5.5.0 JP を CD ブートさせてみました。

なんと!正常に起動をして立ち上がってしまいました。これが普通のはずなのですが、どのバージョンでも頑固なまでに立ち上がらなかったマシンであるだけに、ちょっとした驚きでした!

ThinkPad 600E で立ち上がった Puppy Linux Precise 5.5.0 JP です。

そのまま勢いでハードディスクへ frugal インストールをしてみましたが、やはりちゃんと立ち上がります。ただ Pentium 2 366MHz プロセッサでは少々動作が重たいようです。まだ Knoppix 6.7.1 の方が多少快適な感じでした。

ただこのマシンに限ったことではありませんが、起動直後はなぜかデスクトップが真っ黒になってしまう症状が発生することがあります。画面下部のメニューバーの部分だけはちゃんと表示されています。対策方法はメニューにある「X サーバーの再起動」で正常に背景やアイコンが表示されるようになります。どうも Puppy Linux Precise 5.5.0 の問題のようです。

今回  ThinkPad 600E で Puppy Linux Precise 5.5.0 JPが起動したことで、このバージョンをちょっと見直しました。PAE 問題で P4 クラスのモバイルペンティアムのマシンが起動しなかったことがありましたが、こうして今まで起動出来なかったマシンが起動出来たことはとても喜ばしいことでした。しばらく Puppy Linux Precise 5.5.0 JP で ThinkPad 600E を遊んでみたいと思っています。

久しぶりに気分がアゲアゲです(笑)。

2013年7月21日日曜日

ThinkPad G40 の CPU 交換

先日分解掃除をして組み立て途中で中断していた ThinkPad G40 ですが、交換用のプロセッサ Pentium 4 ( 2.4GHz / 512 / 533 / 1.5V , SL6D7 ) が到着しました。

交換用プロセッサはインターネット・オークションで入手したものですが、出品者さんの個性がとてもよく出ている梱包でした。メール便でプチプチ一巻まではよくあるのですが、ピングリッドアレーの足の部分にクッション材などがなく、同一のものを二つ落札していたものを向かい合わせてビニル袋へ詰めたものとなっていました。足が短くてびっしりと詰まって配置されているものですから、これでも十分と言われればそうかもしれませんが、日本人の感覚にはないものを感じました(笑)。

この状態でプロセッサが送られてきました(笑)。

さて ThinkPad G40 のプロセッサ交換ですが、前回仮止めしていた部品などを取り外して、プロセッサを交換できる状態までもって行きました。

現状のプロセッサ Celeron 2.2GHz と新しいプロセッサ Pentium 4 の交換です。ソケット上部にある回転ネジを回してソケットからプロセッサが抜ける状態にして、交換をしたわけですが、なぜかプロセッサがソケットと密着していてなかなか外れませんでした。周囲の隙間にそっとマイナス・ドライバーを差し込みながら抜き取りました。一度抜き取ったら後はスムーズな脱着が可能でした。

現在のプロセッサの横に新しいプロセッサを並べてみました。

プロセッサの表面にシリコングリスを塗り、さらにヒートシンク側も従来のシリコングリスをアルコールで綺麗に拭き取った後、新しいシリコングリスを塗布しました。そしてそっとヒートシンクを所定の位置へ取り付けて四本のネジを4番から1番へ逆順に締めてゆきました。このヒートシンクの取り付けの時には冷却ファンのケーブルの取り付けも忘れないようにしなければなりませんでした。

プロセッサのソケットの様子です。
新しいプロセッサの表面にシリコングリスを塗布しました。
ヒートシンクにもシリコングリスを塗布しました。
ヒートシンクを所定の位置へ固定したところです。

ここまでくれば後はパームレストや液晶パネル、キーボードを仮組みして取り付けて電源を投入して動作確認をするだけです。

最小限度のネジを締めるだめの仮組みの状態して電源を入れました。

電源を投入するとすぐに Pentium 4 のロゴマークが表示されているのを発見しました。すぐに BIOS 設定画面へ移行してハードウェア構成を確認してみると、ちゃんとプロセッサが Pentium 4 の 2.4GHz と表示されていました。

起動直後のロゴ画面です。
右上に Pentium 4 のマークが見えます。
BIOS の設定画面の表示です。
プロセッサが Pentiun4 : 2.4GHz となっていました。

さらに動作確認のために USB ブートの Puppy Linux を起動させてみました。無事動作しているのを確認しました。そして気になっていた PC カードの部分もちゃんと動作していることを確認しました。

仮組みの状態で Puppy Linux を起動させてみました。

一旦電源を切って、最終的にマシン全体を組み立てました。ここで memtest86+ でメモリ試験を行いつつ、マシン全体の負荷試験を行いました。二時間ほど動作させましたが、問題なくどうさしていて、プロセッサの交換も問題なかったようです。

しかし気になるのは、メモリの動作速度で memtest86+ の表示画面では、176MHz ( DDR 352 ) となっていることでした。現在取り付けてあるメモリは PC2700 DDR 333 なのです。ちょっと動作タイミングは速めの設定となっているようです。現在の真夏の30度を越える室内で memtest86+ を二時間以上正常動作していたことを考えると、取り付けてあるメモリは現在のままでも動作は可能と判断しています。このまま異常動作が出るまで使用することとしました。

memtest86+ の表示画面です。
メモリの動作タイミングが速めのようです。

この後、debian wheezy をインストールしたハードディスクも元のとおりに戻して動作確認をしてみましたが、まるで別機種のようにきびきびと動作してくれます。ちょっと手間やお金が掛かりましたが、プロセッサの交換は正解だったようです。

2013年7月20日土曜日

ThinkPad G41 のメモリがとんでもないことに!

昨日の ThinkPad G40 に引き続いて ThinkPad G41 も分解掃除をしようと思いました。

分解のためにメモリソケットのカバーの部分を開いてみると大変なことになっていました(笑)。

写真の右側のメモリに注目!
正常に刺さっていません。

もう笑うしかありませんでした。

写真の手前側のメモリが正常に’刺さっていないメモリです。

二つあるメモリソケットうち、一つのメモリソケットへメモリが正常に差し込まれていなかったのです。写真のとおり、筐体側面の外側に位置するメモリソケットです。それもメモリが簡単に外れない状態でした。もうホントどうしてこうなった!と叫びたくなるほどでした。インターネット・オークションで入手したものですが、その説明文にはメモリ 512MB とあり、確かに正常に刺さっているメモリは 512MB でした。どうも BIOS 画面の確認だけでメモリの容量を確認していたようです。私も今日まで気づきませんでした。

変な形で挟まっているメモリは押したり引いたりを繰り返しながらやっと取り外すことができました。そして再度差し込み直して電源を入れてみることに。

すると今度はマシンの電源は入るのですが、液晶画面には一切の反応がありません。問題部分のメモリソケットからメモリを抜くと正常に立ち上がります。そして問題のメモリソケットにのみメモリを刺すとメモリ異常のときに発生する「プ、プ、プ」のビープ音がします。もしかして問題のメモリソケットが壊れてしまったのでしょうか?

エアーダスターでソケットの端子の部分のホコリを吹き出し、アルコールで洗浄を行ってみました。すると無事メモリを認識してマシンは立ち上がることができました。どうも長年に渡ってこのような異常な状態で使用されていたようで、メモリソケットの隙間にホコリが溜まっていたようです。

動作確認のために memtest86+ にてメモリ試験を行いました。試験を二回以上行っても問題なかったので、メモリソケットはとりあえず異常はなかったものと思われました。しばらくは経過を観察してみようと思っています。

今回のメモリの件で予定していた分解掃除は中止となってしまいました。

memtest86+ で試験を行いました。