2013年1月13日日曜日

ThinkPad 570 へ無線LANアンテナ設置

昨日、ThinkPad 570 へ無線LANカードを動作確認のために仮に設置していました。以前インターネット・オークションにて ThinkPad T40 〜 T43 用の無線LANアンテナを入手していたことを思い出して探しだしてみたところ無事発見でした。そこでこの ThinkPad T40 〜 T43 用の無線LANアンテナを ThinkPad 570 へ取り付けてみました。

これが入手していた ThinkPad T40 〜 T43 用の無線LANアンテナです。私は ThinkPad T40 シリーズのパソコンを所有していないので本当に当該パソコンのものかは不明です。落札金額と送料の合計が安かったので入手していたものでした。


この二本のアンテナを ThinkPad 570 の筐体の中へ設置するのですが、これが苦労する部分です。と言うか私にとっては良い頭脳ゲームでした。キーボードのアルミ板やプロセッサの放熱用のアルミ板が電波を遮蔽するシールドの働きをするのでそれらを避けなければなりません。できるだけ筐体の外側で電波の送受信に適した場所を探さなければなりませんでした。

現物の無線LANアンテナをあっちこっちに当てながら場所探しをしました。無線LANアンテナの一本にはプラスチックのモールドが附属していましたが、このモールドは爪をニッパーで切り取り、取り外しました。

そして探し出した場所がパームレストの右手前側の直交する二ヶ所の隙間でした。バッテリーパックの脇の位置です。


ここから無線LANカードまでアンテナのケーブルを引き回さなければなりません。ケーブルの長さがかなり余裕のある状態であったため、このケーブルの処置に困ってしまいました。当初はキーボードのトラックポイントの直下でとぐろを巻くように配置してみました。しかしトラックポイントのプリント印刷基盤と干渉してしまうようで、キーボードがどうしても浮き上がってしまいます。


そこで無線LANアンテナのケーブルを必要な長さに切断して取り付けることとしました。もう視力が充分でない私にとってはこの無線LANケーブルのハンダ付けはかなり苦労しました。しかし何とかハンダ付けを行ってケーブルの配置をすっきりさせました。


無線LANの動作確認を行った後、無線LANアンテナやケーブルがパームレストやキーボードに干渉するかどうかも確認して、昨日修理した液晶パネルも一緒に総組み立てを行いました。


液晶パネルが真っ白になることもなく、無線LANも整備した ThinkPad 570 が出来上がりました。液晶パネルはさすがに右側のヒンジだけでパネルの傾きを支えているのでフリクション(摩擦抵抗)が緩い感じがしますが、写真のように自立が出来る状態にあります。


こうして ThinkPad 570 の整備は終了しました。なかなか手強い相手でしたが、終了してみると手をかけた分だけ愛着も湧いてきます。366MHz の遅い Pentium 2 プロセッサですが、この遅ささえも愛おしくなります(笑)。大事に使って行こうと思っています。

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