2013年1月18日金曜日

富士通 LX50M をメンテナンス

友人からの依頼で富士通のオールインワン(一体型)のデスクトップ・パソコンの LX50M をメンテナンスしました。


ハードディスクを取り出すために背面のカバーを開いたところ、大変多くのホコリが詰まっていました。そこで屋外に持ち出してエアーダスターと掃除機でホコリを掃除しました。


ここでパソコンのお掃除癖がやっぱり出てきて、背面の筐体部品を取り外して掃除を開始しました。こうして預かったからには綺麗にして返してあげたいものです。

マザーボードの表面などは刷毛で付着したホコリを掃きだしては掃除機で吸い取る作業を繰り返して綺麗にしました。


またプラスチック部品は綺麗に水と洗剤を使って綺麗にしました。各種のファンも取り外して表面にこびりついたホコリを歯ブラシなどで綺麗にしました。


これらの掃除をしている間にハードディスクは希望により完全消去を行いました。どうも譲渡するとのことで、個人情報は残らないようにして欲しいということでした。

掃除が済んだパソコンを再度組み立てて動作確認のために USB ドライブにインストールしてある Puppy Linux 5.2.8 を起動させてみました。特に問題もなく動作しており、メンテナンスで不調になったところはないようです。


しかしちょっと気になったのが ACPI の関係なのか?電源が切れず、再起動してしまうことでした。また内部の時計が狂っていたので hwclock で内部時計を設定しようとしましたが設定できないことでした。ちょっと原因を追求してみようと思っています。

[追加情報]

1.電源が切れない件は、ハードディスクへ Puppy Linux 5.2.8 をインストールした場合には切断することができました。違いはブートマネージャーが syslinux か grub4dos かの違いです。どうも syslinux の場合には何らかの原因で電源が再起動してしまうようです。もちろん acpi=force などのオプションも試みていますが再起動しました。

2. hwclock で内部時計の時刻合わせが出来ない件ですが、「--directisa」のオプションで設定可能でした。
 linux 時刻を内部時計に設定する場合
# hwclock --directisa --systohc
内部時計の時刻を調べる場合
# hwclock --directisa --show

内部時計については新たな問題(仕様?)を発見しました。それは AC 電源コンセントを抜いて完全に電源を切ってしまうと、内部時計が停止してしまうことです。電源切断時の時刻で保持された状態になってしまい、その後電源を投入しても内部時計が動作しない状態が続きます。これは BIOS の設定画面においても時分秒の部分が停止していることで判断できます。この内部時計を再起動させるには hwclock にて時刻の設定を行うと動作し始めます。BIOS 画面でも時分秒のところが変化しているので確認できます。この富士通 LX50M の内部時計の仕様は普通のパソコンとかなり異なっている模様です。

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