2011年7月2日土曜日

Linksys WRT150N を入手

先日インターネットオークションにて Linksys WRT150N を安価で入手することができました。今更ながら仕様の無線LANルーターですが例によって DD-WRT 化をすることが出来るタイプだったので入手しました。

もちろん今日の書き込みも DD-WRT 化に関する内容のものです。

とりあえず入手した WRT150N の様子です。前所有者が剥がしたシール跡がなんとなく生々しい感じです。



大きさは以前 DD-WRT 化して使用を続けていた WRT54G と比較すると更にコンパクトなものとなっていました。幅が狭くなり本体の奥行きはさほど変わりませんがアンテナ部分を含めると奥行きも小さくなっています。全体的小さくはなっていますが、しばらく電源を入れた後に本体を触るとかなり熱くなっているのを感じました。どうも消費電力は増加しているのではないかと推察されます。



とりあえず現状の様子を確認するために WRT150N と作業を行うパソコン (Debian Lenny) を直接LANケーブルで接続して電源を入れてみました。ifconfig のコマンドで割り当てられている IP アドレスを調査すると 192.168.100.100 となっていました。初期値の 192.168.1.100 ではありませんでした。どうも前所有者の設定内容が残っているようです。インターネットオークションで入手したものにはよくあることです。

背面にあるリセットボタンを長押しして設定を初期化しました。WRT150N の電源を切って再投入してDHCP の IP の配布アドレスを確認すると 192.168.1.100 となっていて初期化が完了しているようでした。

この状態のまま WRT150N の 192.168.1.1 へブラウザでアクセスをしてみるとログインのためのパスワード入力の画面がでてきました。もちろん初期値の値でログインすることとしました。

WRT150N のログインパスワード(初期値)
ユーザー名 = root
パスワード = admin

そしてもう見ることが出来なくなる Linksys のオリジナルの設定画面をしばらく観察しました。まあどおってもいいことですが(笑)


なお参考に手に入れた WRT150N に入っていたファームウェアのバージョンは v1.00.5 でした。

次にファームウェアを入れ替えて DD-WRT 化を行います。

作業は前後しますが、事前に DD-WRT のウェブサイト(http://www.dd-wrt.com/site/index)から二種類のファームウェアをダウンロードしておきます。今回使用したビルドバージョンは DD-WRT V24 preSP2 Build 14896 です。

dd-wrt.v24_micro_generic.bin
dd-wrt.v24_std_generic.bin



二つのファームウェアをダウンロードする理由は WRT150N のオリジナルのファームウェアの制約事項により、ファイル容量の小さな DD-WRT のファームウェア(マイクロ版 micro)で一度更新を行ったあと、通常の大きなファイル容量のファームウェア(スタンダード版 std)にしなければならないためです。

いよいよファームウェアの DD-WRT 化を行います。

まず設定画面へログインしたあと「Administration」のタブを開きます。そしてさらに「Firmware Upgrade」のタブを開くとファームウェアのアップグレード画面へと移行します。ここで新しい DD-WRT のファームウェアの小さい方の「dd-wrt.v24_micro_generic.bin」を選択してアップグレードを実行します。しばらくすると実行が完了して「Upgrade is successful」の画面が表示されます。これで第一段階の DD-WRT 化が完了しました。

これがオリジナルのファームウェアのアップグレード画面です。
これがファームウェアのアップグレード中の様子です。
電源を切るな!リセットボタンを押すな!と注意が出ています。
これがアップグレードが成功したことを示す画面です。


このまま引き続きスタンダード版のファームウェアへアップグレードを行っても良かったのですが、取り合えずここで一旦リセットボタンを押して初期化を行いました。

再起動してアクセスをしてみたところユーザー名とパスワードを再設定するように求められます。ここで以前と同じユーザー名(root)で設定をしてもよいし、新しいユーザー名で設定をすることもできます。設定したユーザー名とパスワードで今後は設定画面へログインすることとなります。

新しい DD-WRT の設定画面の中で「Administration」のタブを開きます。そしてさらに「Firmware Upgrade」のタブを開くとファームウェアのアップグレード画面が表示されます。ここにスタンダード版のファームウェア(dd-wrt.v24_std_generic.bin)を指定してアップグレードを実行します。しばらく放置しているとアップグレードが完了して元の DD-WRT の設定画面へと戻ります。


これで DD-WRT 化は完了です。設定画面へ再度ログインしなおして必要な設定を行います。そして無線LANの子機のあるパソコンからアクセスをして通信が正常に行うことが出来れば成功となります。

今までであればこの後通信速度の計測などを行ったところですが、以前と家庭内LANが変化したこともあり単純に測定しても比較にならないと考えて今回はまだ通信速度の計測は行っていません。

また計測する機会がありましたら報告をします。

参考にしたウェブサイト
http://www.dd-wrt.com/wiki/index.php/WRT150N

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