2010年12月10日金曜日

ThinkCentre A51 のハードディスク交換


以前ヤフオクで入手していた ThinkCentre A51 のハードディスクを交換しました。300GB から 500GB のものにしました。

理由は容量が足りなくなったから。。。ではなく、何となくハードディスクがヤバそうだったからです。

2台のパソコンを並列的に使用していますが、一台は WindowsXP がインストールされた自作パソコンで、もう一つはこの ThinkCentre A51 です。以前は ThinkCentre S50 を使用していましたが、壊れてしまって私には修理の目処が立たなかったことから処分をしてこの ThinkCentre A51を入手したものでした。

ずっと使いまわしのハードディスクを流用していたものでしたが、ここ数ヶ月なんとなく debian lenny の動作が変になって部分的に修復をすることがありました。こうして文字入力している Anthy も時折記憶しているはずの変換履歴がクリアされたような状態となってしまったり、画像ビューアの eye of gnome (eog) の動作が異常に重たくなっていました。そしてついに eog で選択した画像から gimp を起動させようとすると画像ファイルの読み込みに失敗するようになりました。他の debian lenny がインストールされているマシンでは見当たらない症状のため、この ThinkCentre A51固有の問題だと認識しています。

そこで最初に疑ったのがハードディスクという訳で手持ちの有休ハードディスクとしては比較的新しいものへと交換することとした訳です。

二つある SATA 端子からケーブルを二つのハードディスクへつないで PartedMagic 5.7 の Live-CD で一部をコピーしながら、debian lenny のシステムはすっかり新しくネットインストールすることとしました。

まず最初に WindowsXP がインストールされている領域を GParted を使ってディスク間コピーをすることとしました。しかし元のハードディスクに入っている WindowsXP (/dev/sda1) の部分に黄色く三角で!マークの入った印が付いていました。このまま構わずコピーをしようとしたところエラーで停止しました。そして Windows のシステムでディスクチェックをするようにとの指示がありました。それも丁寧にシステムの入っているドライブ C は二回リブートする必要があるとの忠告文までありました。

そこで WindowsXP で再起動させてハードディスクのプロパティからエラーチェックを選択して再起動させました。再起動する過程でハードディスクのチェックが行われました。そして再起動を確認した後、再度 PartedMagic の Live-CD で起動させて GParted でパーティションのコピーを行ってみました。今度は黄色の三角マークもなくコピーが行われました。しかしコピーが完了したところでエラー表示が行われました。一部正常にコピーできなかった可能性が残りますがほとんど(まったく)使用することのない WindowsXP のため特に気にしないこととしました。取り合えず普通に起動するようです。

次に debian lenny のインストールです。通常のネットインストールによるものです。パーティションについては /home /var /tmp /usr などを分離したパーティションへインストールする方法を選択しました。

30分から40分ぐらいの時間が経過したことでしょうか。無事にインストールも完了して再起動させました。そして元のハードディスクから /home 領域の個人的なデータをどーとコピーしました。200GB程度のデータですが結構な時間がかかりました1時間は必要だったようです。

そして設定をいちいちするのが面倒な設定ファイル(ドット "." ファイル)類をコピーしましたが最小限度に留めるようにしました。もともとこのパソコンの動作不良の原因が正確にどこにあるかまだ不明のため、これらの設定ファイルが入ったものをそのままコピーしてしまうのは得策ではないと考えたからです。

ただ絶対にコピーしておきたいものは /etc/ssh と、個人の ~/.ssh のディレクトリの中身です。これはそれぞれのパソコンや個人を特定するものなので、そのまま移行させて自宅のネットワークの中の設定の見直しをしなくて済むようにしました。

作業開始から概ね6時間ほどで作業が終了しました。

Anthy の変換履歴の件はまだ解りませんが、eog で画像閲覧が異常に遅くなる現象は無くなりました。また gimp のファイルオープンエラーのありません。何となく Iceweasel の動作も軽いように感じます。手間はかかりましたがパソコンがすっきりしてよい結果となったようです。

しかし debian squeeze の正式リリースが目前の時だったので squeeze へアップグレードをしておくことも念頭にありましたが、実用的に使用するパソコンであることもあり、確実な lenny としておいたところです。

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