2010年11月29日月曜日

NEC VL370/4 へ ubuntu 10.10 をインストール (4)


一応 ubuntu 10.10 で動作するようになった NEC Valuestar VL370/4 の話題の続きです。

はっきり言って動作が遅いです。しかし CPU は Pentium 4 系の Willamette の Celeron 1.7GHz でそこそこあるはずです。しかし手元にある私の NetVista M41 Slim とどっこいどっこいの状況です。

参考として手元にある Pentium 4 (Willamette) の搭載された i850 チップで RD-RAM (400MHz) のマザーボードではこんなことはありません。そこそこ使えます。

YouTube などの動画を閲覧するとはっきりするのですが、画像がコマ落ちというより時折止まると表現した方がよい感じです。いったいどうしたのでしょうか?

grub のメニュー画面のところから ubuntu 10.10 の起動時間を比較しました。

 Valuestar VL370/4 57秒
 NetVista M41 Slim 53秒

何てことでしょう! Pentium 3 を元とした Coppermine の Celeron 1.1GHz に負けてしまっています。日本のパソコン界の雄の NEC がこれでよいのでしょうか!

ここで memtest86+ を使ってシステムの動作速度の様子を観察してみました。なんと! FSB が 100MHz (画面の表示上では 99MHz) しかありません。せめて 266MHz あっても良さそうなものなのですがどうしたのでしょうか。これが SiS マジックなのでしょうか。本当のところ最大値の 400MHz であって欲しいところでした。


これでは確かにこの二つのパソコンに大きな差が無くなってしまうのでしょう。ブート時間のように場合によっては負けてしまうことも発生するようです。

前述の YouTube の件も二つのパソコンで同じ画像を比較してもそれほど差があるようには思われず、私の頭の中に動作周波数の違いでプラシーボ効果によって若干スムーズに見える程度でしかりません。正直なところ差があるようには見えません。

ここで Valuestar VL370/4 の中にプリインストールされていた WindowsXP-SP3 と IE8 で同じ YouTube の画像を閲覧してみました。まだ WindowsXP の方がスムーズに見えます。しかしマウスのカーソルを単純に上下左右へ動かす(特に画像のアイコン上)と動作が一時期に停止するのが観測することができます。これは ubuntu 10.10 ではなかったことです。全般的に遅い感じの ubuntu と、マウスでも動作がコマ落ちする WindowsXP というところでしょうか。どっちにしても気持ちのよいものではありません。

ここで Live-CD の Puppy Linux 4.3.1 std で同じ YouTube の画像を観察してしましたが、ubuntu のときと変わらないようでした。どうもこの Valuestar VL370/4 の限界のようです。

こうしてみると CPU を生かすも殺すもチップセットしだいだと知ることができた貴重な体験だったと思います。ファンも小さく静かな Pentium 3 系の Coppermine と、ファンが大きくうるさく消費電力も多い Pentium 4 系の Willamette が同じ性能という現実。

この釈然としない状況をどう心の中で解決したらよいのでしょうか。

Pentium 3 系の第三世代の Tualatin が重用される理由も頷けます。

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